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歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第10章 奴隷宣告
「何だね。この件について君は無関係だ。口を挟むのはやめなさい」
「その女はスパイじゃない…。あの部屋にいたのは俺に付きあって来ただけだ」
「え…!?」
首をひねって顔を上げた男。
身体の動きと同じ様に……その話し方も一音、一音がゆっくりで、それ故に凄みが増す。
「部屋の資料を探していたってのは…そいつが咄嗟に考えた、作り話だ」
「そうなのか!?」
“ どういうつもり…? ”
「君、彼の言うことは本当なのかね?」
「その…っ」
助ける義理など無いと言っていたくせに、いきなり話を振られても彼女だって戸惑ってしまう。
どう考えてもムリがある言い分だが…
彼は余裕綽々。自信に満ちている。
「……なぁ?言ってしまえばいいだろう…?」
「…な…ナニヲ…!?」
「恥ずかしがらずに、正直に話せ…─あの部屋で
…あんたがどれだけ淫らに喘いでいたかを…」
「は‥‥!?」