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歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第10章 奴隷宣告
彼以外の──その場にいる全員が固まった瞬間だった。
「…ぇ─ちょッ// なに言ってるの…!?」
「あんたが隠そうとするからだろう…。二人きりの時は、もっと大胆になるじゃないか……なぁ?」
「…!? よく…意味が…わかんない…っ」
いきなりとんでもないことを言い出され、額に手をやるミレイ。
それでも彼女の顔が真っ赤に変わったのを、周囲の大人達はまじまじと見ていた。
「…下手な芝居はやめて…素直に、なれば? ク…それとも俺が手伝わないと無理なのか」
「す、素直に……!?」
「来いよ……クク、脱がしてやる」
金髪から覗く挑発的な視線──
…最近会った誰かに、似ているかもしれない。
「……!!」
「待ちなさい!」
声を荒げた指導官が、その視線を妨げる位置に割ってはいった。