この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第10章 奴隷宣告
咳払いをひとつして、ミレイではなく男の方に問い始める。
「つまり…ッ、君が彼女をあの場所に引き入れたと言いたいのかね?」
「…そうだ」
こんな状況になって初めて、男はどこか楽しげに喋りだすのだった。
「服、脱がせて……触って、舐めて、喘がせて…。その後で、突っ込むタメ…にな」
「……!!」
「…あんた等さ、突入するタイミング間違えたんじゃあないの」
「…わかった、もういい…!!」
これ以上は相手をしていられない。
そうとでも言いたげに、指導官はすぐに質問を切り上げた。
───…
二人が図書館から出された時間には、外はすっかり暗くなっていた。
結局、ミレイへのスパイ容疑は晴れた。
代わりに彼女達は、図書館での " ふさわしくない行為 " を咎められ
一定期間、中央図書館への入室制限を科せられた。