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歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第10章 奴隷宣告

咳払いをひとつして、ミレイではなく男の方に問い始める。

「つまり…ッ、君が彼女をあの場所に引き入れたと言いたいのかね?」

「…そうだ」

こんな状況になって初めて、男はどこか楽しげに喋りだすのだった。

「服、脱がせて……触って、舐めて、喘がせて…。その後で、突っ込むタメ…にな」

「……!!」

「…あんた等さ、突入するタイミング間違えたんじゃあないの」

「…わかった、もういい…!!」


これ以上は相手をしていられない。

そうとでも言いたげに、指導官はすぐに質問を切り上げた。








───…




二人が図書館から出された時間には、外はすっかり暗くなっていた。


結局、ミレイへのスパイ容疑は晴れた。

代わりに彼女達は、図書館での " ふさわしくない行為 " を咎められ

一定期間、中央図書館への入室制限を科せられた。



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