この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第16章 Mission.2 ~ 逃避せよ

彼に無視されるのは、正直もう慣れた。

そんなことにいちいち傷付いてもいられないほど、ミレイのお腹はぺこぺこだ。

“ わたしも食べよう!──……ッ ”

彼女は箸を取ろうとする。…が

困ったことに右手が動かせない。

“ そうだ、利き手が使えない…っ ”

右手首はしっかりとカルロの左手に固定されたままだ。


「カルロさん…、ちょっと、いいですか?」

「……」

「こっちの手を使いたいです。…っ…こっち」


ミレイは手錠の鎖をピンと張って、右手を使いたいとアピールする。


「…無理だ諦めろ」

「…む」


でもカルロは協力してくれない。

不親切な対応にムッとするミレイだが、原因を作ったのは自分なので何も言い返せなかった。


“ 仕方ない…、左手を使おう ”


利き手でない手で不器用に箸を取り、蕎麦を食べようとチャレンジする。

…何故、よりにもよって蕎麦なのだろう。

ツルツル滑って、食べにくいことこの上なし。


/678ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ