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歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第17章 留守番

.....
「──はあ?お前、何やってんだ」
「…っ…ハルト、くん」
その時 障子が開いて、廊下からダイニングに三男のハルトが入ってきた。
彼の立つダイニングからは、キッチンに立つ彼女の後ろ姿が見える。
「あなたこそ…どうしたの?」
「水飲みに来ただけだ」
大股で歩いてきたハルトはキッチン横の冷蔵庫を開けた。
冷蔵庫にある食材のほとんどはミレイが街エリアで買ってきたもので、他に入っているのは確かに水ぐらいしかない。
ハルトはコップにつがずに直接 飲みほす。
ゴキュ、ゴキュ
喉を鳴らして飲みながら、ハルトはじっと彼女を観察していた。
「……っ」
「お前、自分でメシ作るのか」
物珍しそうな目を向けてくる。
「…わ、悪い?」
怯んでいるのを悟られないように、ミレイはそっけなく返事をした。

