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歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第17章 留守番

「そのくらい聞かなくてもわかるだろうが。俺は銃を持ってねぇからな」
「どうして…──あ、そうか」
「……」
ハルトは銃を扱えない。
なぜかと言うと、この国では18歳にならなければ銃の所有を認められないからだ。
いくら高等科を飛び級し、たった一年で銀バッジを手にいれた天才といえど…彼はまだ、17歳。
「銃を持たないガードマンなんか誰が雇うかよ。…ったく腹立つぜ…」
不機嫌そうに悪態をつくハルト。
「…ならいつも、あなただけ家で留守番なのね」
「その言い方はやめろ」
「だって本当の事でしょう」
「…チ」
頭上から舌打ちが聞こえる。
数少ないハルトの弱点を知れたミレイは、ばれないようにほくそ笑んだ。
“ いつも寂しかったりするのかな… ”
ちょっと、可愛い
なんて思っちゃったり。
.....
「調子のりやがって…!!」
「…ぁ…!」
コショウをスープに追加して混ぜようとした時
ハルトは彼女の身体を背後からまさぐった。

