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歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第18章 not genius, but....

スッ──とハルトが視線をこちらに向けてきた。
変顔で睨んでいたミレイは、慌てて表情をもとに戻す。
“ 見られた? ”
ドキドキ
「──…く、くくっ…面白れ…っ」
「…!」
そ知らぬ顔でやり過ごそうとする彼女に
ハルトは少しの沈黙をはさんだ後、腹をかかえて笑い出した。
「くくっ…何だよ今の顔!笑える」
「……//」
「悔しかったのか?凡人のくせして偉そうに」
「…そんなに…// 笑わなくても…!」
「…ククッ…悔しいなら、スミヤあたりにでも…勉強、教えてもらえばいいだろ」
「スミヤさんに…?」
「ああ、俺は教えてやらねぇよ」
そう言って、彼はまた吹き出す。
そんなに変な顔だったのだろうか。
“ 今日、鏡で確かめなきゃな…っ ”
ミレイは真っ赤になって唇をおさめた。

