この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第4章 男女差別!
「しっかし、東城ハルトがそんな嫌な奴だとは知らなかったな」
「うん…。天才ってやっぱり性格に難があるものなのかな?」
「さぁ、知らねっ、ハハ」
…そんな話をしている内に
二人の番がくる。
受け付けのカウンターで、ミレイとナツは自分の名前を職員の男性に伝えた。
「久保山ナツ、枢木ミレイ…」
職員はミレイが女であることに一瞬の戸惑いを見せるものの、手持ちの書類に目を落とした。
「久保山ナツ。君は二号館の2054室ね」
「はい」
「荷物は係りの者が部屋に届けているので、間違いがないかを確認するように」
ナツの部屋を確認した後で、今度はミレイの名を新入生名簿から探し始める。