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第4章 男女差別！

何かの受信音らしい。
職員は画面の文字を確認する。

「音声が送られてきた」

彼が端末を付けた手首を軽く振ると、画面が切り替わった。


「学生ID、1K1036…──枢木さん宛てだね」

「わたし…っ？」

「発信者は……、これは……」


発信者番号を解読しようとしていたら

ｼﾞｼﾞ．．ｼﾞｼﾞ．．

それを待たず、小型端末は勝手に音声の再生を始めた。




「枢木ミレイさん、初めまして。
　──…LGA理事長の、東城ヒデアキだ」




「──…！」


「はっ？理事長ー！？」


隣のナツがまさかの発信者に驚きの声を上げた。