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第4章 男女差別！

どういう事だろう。


「学生寮の件について連絡をします。我が校における女性入学率は非常に低く、今年度…全在校生の中で女生徒は君ひとりだ」


昨年まで数人はいたと言う女生徒は、辞めるか卒業したのだろうか。

周りに男しかいないのは察していたが、まるっきりひとりというのは予想外だった。


「そして知っての通り21時を過ぎると女性職員はこの学園から出ていくのが決まりだ。よって学生寮にも、女性は枢木さん、君ひとりになってしまう…」


壁で囲まれたLGAの敷地内は、ひとつの街のように建物や施設が充実していて

そこで働く女性の職員も沢山いる。

しかし風紀的な都合から、彼女達は夜になると壁の外に出て家へ帰るのが規則だった。


“ だいたい、話は掴めてきたけれど… ”


ここまで聞いて、理事長の言いたい事を理解し始めたミレイ。


つまり学生寮における彼女の存在が、風紀的にNGだというわけだ。