この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第20章 猫と、彼の闇

「そんな話…ッ!聞いていません…」

「知らなかったのか?まぁ、どうでもいいけど」

この真実を告げるのが、スミヤだろうとカルロだろうと…そこに大きな差はない。


「あんたには忠告した筈だ。

『俺に関わるな、殺すぞ』…と」


首を傾け、震えるミレイを笑うカルロ。


「…言葉のあやだと思ったのか」

「それは…っ、だって理由もわからないのに殺すだなんて脅されても」

「俺は本気だ」


肩を掴んでいる方とは逆の手で、カルロは彼女の頬に触れた。

顔を隠していた髪の毛をすくい

パサリと横にはらう。


ミレイは肩をすくめて俯いた。

今のカルロと目を合わせたら…話す口さえ動かなくなる。




「……っ」


「…ふん」


下を向いて震える女を前に、カルロは口許に浮かべた笑みをおさめた。

ミレイを見下ろす彼はいつもの無表情に戻る。

だが、どこか満足気に見えるのは気のせいか。



「…これが最後のチャンスと思いなよ」


彼女の肩から手が離れる。


前屈みになっていたカルロは、身体を起こして椅子から離れた。



/678ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ