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歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第4章 男女差別!
「じゃあ、その、宜しくお願いします」
「はい、お部屋まで案内します」
強面大男が歩きだした。
ミレイは慌てて靴を脱ぎ、後に続いた。
──
外観は洋館のような東城家だが
中の造りは和洋折衷( ワヨウセッチュウ )──大正時代の建築を彷彿させる。
板張りの細長い廊下を歩きながら、この家の不思議な雰囲気に見いっていた。
間仕切りは全て障子。
ダイニングらしき部屋がちらりと見えたが、畳張りの大空間に堂々とテーブルセットや食器棚が置かれていた。
明るすぎない照明が素敵だ。
“ 理事長の趣味かしら ”
趣のある旅館のようだとミレイは感じた。