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歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第22章 歪んだ愛

そうとは知らず、わたしはずかずかと彼の防護線に押し入ってしまったんだ。
あなたを好きになってしまったと
いくら脅されても、この気持ちは変わらないと。
その言葉が、カルロさんを追い詰めていた。
…恐怖を感じたかもしれない。
わたしは彼に避けられて当然の事をしたんだ…。
「カルロさん…」
ミレイは布団をめくりベッドから降りた。
足元がおぼつかない。スミヤに言われたように熱があるせいだ。
ふらふらとクローゼットまで歩いて、裸も同然な彼女はショーツと、部屋着用のショートパンツを身に付ける。
本当は、着替える前にお風呂に入りたい。
でもこの体調ではそれも無理そうだ。

