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歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第1章 Prologue──あの日の青年
『 おやめ下さい!』
男達はどうやら青年に手を出せないようだ。
どんな人なんだろう…
彼女は青年の顔を見たいと思った。
捕まれた腕を振り切って身をよじり、青年に近付こうと足を動かす───
‥‥‥‥!
その時、鋭い痛みが全身を貫いた
そこで彼女の意識は閉じた
背後から男達のひとりにスタンガンで攻撃されたのだと、彼女が気付く余裕もなく──
『 ……世話のかかる女 』
薄れゆく意識の中、溜め息をついた青年の…
その声だけが耳に届いた。