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歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第5章 ハダカの再会
ハルトの方は彼女の顔を見ていないようだ。
かん高い悲鳴に驚いた後、しかめ面で彼女の裸体をまじまじと見ながら話す。
「どこの職員だ?わざわざ俺にヤラれに来たか?」
「ッ…は…!?」
「──…ハァ、面倒くせ。まぁ相手してやってもいいけど」
「この…っ」
品定めをするかのような目線に耐えきれず
「離して!」
ミレイは風呂の湯をハルトの顔に思いきりかけた。
「…ッ…!?」
「…はなし…て…っ」
「お前…」
彼女の抵抗が予想外だったのか。
やっとハルトは、その目線を顔に移した。
「お前、食堂の……」
「…っ」
「──クッ、はは…。そういう事かよ」
ハルトが腕を離す気配はない。
記憶力もいいのだろう。彼はすぐにミレイのことを思い出し、そしてさも愉快気に笑ったのだった。