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歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第5章 ハダカの再会
「なるほどな。お前の狙いはこれだったわけか」
「何の、話…!!」
「あえて俺に歯向かって気を引こうとした女は初めてじゃない。…クク、お前もか」
「…ち、違う」
「違う?なら…──どうして此処にいるんだよ」
屈辱的な誤解をされている。
早く…早く経緯を説明しなければ。
寮に入れてもらえず、東城家に部屋を借りることになったのだと。
そう思うのに、間近で威嚇してくる彼の目に釘付けられ、上手く舌が回らない。
「だが、残念だったな。俺はそんな生ぬるい奴じゃない」
「わたし は…」
「探し出す手間が省けた。ちゃんと清算はつけさせてもらうぜ?そうだな……
──…ここで潜水の自己タイムを更新しとくか?
夜まで気絶せずに堪えられたら…褒美に抱いてやってもいい」
「……!!」
「どうする?お前に選択権はねぇけど」
不気味な事を話す口
ギラつく瞳。
彼は片手でミレイの前髪を掴むと、ぐっと下に力を入れた。
「じゃ頑張んな」
「──…ッ…違う!わたしはそんなつもりじゃない!あなたになんか抱かれるつもりないわ!」
「……っ」
湯に顔を沈められそうになって、その直前でミレイはなんとか叫んだ。