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歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第31章 Epilogue ── とある恋人たちの日常

ああ……やっぱりズルい
「…ン─…っ、ハァ、…ァ…」
「……」
舌まで絡ませてくるなんて、こんな朝には刺激が強すぎる。
「…っ…どうした……の…」
「…べつに…。あんたにキスするのに理由とか、いらないし」
カルロの気まぐれは時として、たちが悪い。
彼のペースに流される手前だった。
けれどミレイは気を強く奮い起たして抵抗した。
手を押さえられているぶん…声を出して。
「こういうことは…っ、…夜に!夜にしましょ!」
この先を続けたならば、せっかくの休日があっという間に終わってしまう。
「…夜に?…ク…へぇ…。何を想像したわけ?」
「何をって…//」
「エロい女だな…。例えば、こんな事とか?」
「ちょっ……や、もう…っ」
薄い生地のブラウスの中に、彼が手を差し込んできた。
その手つきは、まさに " やる " 気まんまんだ。
“ もう~! ”
こんなことしてる場合じゃないのに
こうなったら…!!
「…いッ…いい加減にしてくださいっ…」
「…!?」
ミレイは渾身の力でカルロを押し返し
そして体勢を逆転させて、彼の上に馬乗りになった。

