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歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第31章 Epilogue ── とある恋人たちの日常

でもカルロさん、あなたは
絶対に、それを許してくれないのでしょうね。
あなたの知らない所で、知らないうちに、わたしが勝手に死んだりしたら…
今度こそあなたの心はコワレテシマウ。
“ だからその時がきたら……必ず
あなたの手で、終わらせてくださいね? ”
最期の時が訪れたとしても
あなたの一番近くにいさせてくださいね。
わたしは何があってもカルロさんから逃げたりしない。
あなたの愛を拒絶するようなことは
絶対にしませんから…──。
.......
「なんだかわたしも…ファ…眠くなってきました…」
「…だったら、寝れば?」
「……でも……まだ、やらなきゃいけないことが、残ってて……」
「仕事のことか…、忘れろ。あんたは縛られすぎだろう」
「わたしは普通です。カルロさんが自由すぎるんです…っ…」
彼の胸に抱かれたまま頭を柔らかく撫でられて
すぐ頭上で囁かれる低い声が心地好くて
ミレイは眠りへと誘われる──。

