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全てが終わったとき、俺は変わらず君に恋をしているだろうか
第2章 清廉 -セイレーン-
「あっ、あっ、あっ……」
「ほら、ねだってみろ……」
「いやっ……こんなの、こんな、のぉ……!」
焦らされている間も胸と耳への愛撫を絶えず与えられ、ラズリアの理性は限界を迎えつつあった。
雌としての本能、逞しく強い雄の子を成すためにその精を注ぎ込んで欲しいという欲求。最早理性だけでは抑えられない段階にまで到達している。
「強情なやつ……ずっとこのままでいいのか……?」
微弱な愛撫を与え続けられたラズリアはとうに限界を迎えていた。
貫いて欲しい。その熱く猛った男根で、奥まで……。
「シ、シラハさん……、もっ、だめ……です……。ぉ願、い……ください……!」
「ふ……」
薄く笑ったシラハは、蜜壷の入り口に亀頭を這わせ、一気に根元深くまで挿入した。
「ああ――――ッッ!!」
ラズリアはここが路地裏だということも忘れ、歓喜にも似た声を上げる。肉襞はシラハの肉棒に絡みつき離れない。
下から突き上げる度にラズリアの胸も上下に揺れる。豊満な胸のその動きはシラハの視覚を釘付けにし、雄の本能を強く刺激した。
「や……はぁん……シラハ、さん……わたし、わた、し……!」
「……この程度で達するのか?」
ラズリアの膣が忙しなく収縮を繰り返している。絶頂の時を迎えると同時に、中を陵辱する男根から熱い精が注ぎ込まれるのを今か今かと待っていた。
「だめぇ……溶けちゃ、ぅ……」
「たっ……ぷり、注いでイカせてやる……!」
一際力強く奥まで擦りつけられたと思ったその瞬間、逞しい肉棒が脈動を繰り返しその先端から大量の精を吐き出していた。
どくどくという精液の注ぎ込まれる音が、ラズリアの脈を叩いて全身で響いている。
「あ、あああぁぁぁんっ……」
熱い精を子宮で感じながら、ラズリアは意識を手放した。視界の端が、自分を貫いた男の姿を捕らえる。
意識が完全に途切れる前に、ラズリアは願う。
どうか、目の前の男が無事であるようにと。