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激情パラドックス
第1章 終わりと始まり
今、俺の部屋には、彼女ではない女がいる。しかも10歳も年下の18歳だ。まさか自分が浮気をしようとは、まったく予定外だった。
けど、もっと予定外なのは、その前に彼女が浮気をした……、いや、している、ということだった。俺と言う男がありながら、あいつは他の数人と関係を持っている、ということが、ある筋から入ってきたのだった。
別れ話をしようにも、うまく連絡が取れない。いわゆる自然消滅って状態に近いんだろうが、この部屋にはまだよく泊まりに来ていたあいつの荷物がいくつかあるし、あっちからはまだ時々メールが送られてくる。一方的なもので、それに返信しても核心はついてこない。会いたいけど忙しいとかヌケヌケと言いやがる。しらじらしいな、と思いながら、すっかり醒めている俺――。こんな状態で2週間が経過している。
そんな時、職場のレストランにバイトで来ている18歳の美弥が、俺に惚れているのがわかった。美弥は大人びた美人だ。みんなで飲んだことは何度かあった。まさか俺ほど年の離れた男を恋愛対象として見ているとは知らず、適当に恋バナしたりエロい話もしていた。それで思わず今日の飲み会で、俺の今の状態――彼女に浮気されている、ということを話したら、こっそり美弥が俺に告ってきたというわけだ。
しばらく女に触れていない俺が、若くて綺麗な女の子の小悪魔的魅力に勝てるはずもなかった。深夜、みんなで店を出て、俺は美弥を送ると言い、二人でタクシーに乗った。何も言わず、俺に寄り添い、肩に頭を乗せてくる美弥。可愛くて堪らない。俺はそのまま俺の部屋に連れ込んだ。
けど、もっと予定外なのは、その前に彼女が浮気をした……、いや、している、ということだった。俺と言う男がありながら、あいつは他の数人と関係を持っている、ということが、ある筋から入ってきたのだった。
別れ話をしようにも、うまく連絡が取れない。いわゆる自然消滅って状態に近いんだろうが、この部屋にはまだよく泊まりに来ていたあいつの荷物がいくつかあるし、あっちからはまだ時々メールが送られてくる。一方的なもので、それに返信しても核心はついてこない。会いたいけど忙しいとかヌケヌケと言いやがる。しらじらしいな、と思いながら、すっかり醒めている俺――。こんな状態で2週間が経過している。
そんな時、職場のレストランにバイトで来ている18歳の美弥が、俺に惚れているのがわかった。美弥は大人びた美人だ。みんなで飲んだことは何度かあった。まさか俺ほど年の離れた男を恋愛対象として見ているとは知らず、適当に恋バナしたりエロい話もしていた。それで思わず今日の飲み会で、俺の今の状態――彼女に浮気されている、ということを話したら、こっそり美弥が俺に告ってきたというわけだ。
しばらく女に触れていない俺が、若くて綺麗な女の子の小悪魔的魅力に勝てるはずもなかった。深夜、みんなで店を出て、俺は美弥を送ると言い、二人でタクシーに乗った。何も言わず、俺に寄り添い、肩に頭を乗せてくる美弥。可愛くて堪らない。俺はそのまま俺の部屋に連れ込んだ。