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激情パラドックス
第5章 隠せない嘘
「大和ぉ……サイコーだった……よぉ……!ありがとう……ごめんね……!」
さくらはしばらく俺に抱きついて泣いていた。こいつだって淫乱なだけじゃない。俺と同じでいろんな感情が渦巻いて、複雑な気持ちの中、こうして結論を出してくれたんだ。そう思いながら俺は黙って抱きとめていた。
さくらが帰ってしばらくすると、チャイムが鳴った。
「……遅くにごめんね」
「美弥……。いいよ、入れよ」
慌てながら俺は美弥を部屋に通した。
「突然来ちゃってごめんね。別れ話、どうなったのか気になって……。まだ元カノさんいたらどうしようかと思ったけど、よかった、帰ってて」
「そっか、そうだよな。連絡してなくてごめん。もうバイト終わったんだな」
「うん。終わってすぐ来た。……ベッド、乱れてるね。寝てたんですか?」
ギクリとした。いや、大丈夫、ばれない、ばれるわけがない。
「ん……そう、ちょっとな、話し合いで疲れちゃって横になってたわ」
「ですよね……。お疲れ様です。それで、ちゃんと別れられたんですか?」
「ああ。うん。もう荷物もなくなったし、会わないよ。3人の男に結婚したいって言われてるとかってみじめな話だったわ。ははは……」
「えー……、それ、酷くないですか……」
「まぁ、もういいんだよ。俺には美弥がいるんだしさ」
抱き寄せようとした時、俺の携帯がメールを受信した。
さくらからだ。なんという運命の悪戯か……、待ち受け画面にプレビュー表示されるようになっていて、表示されたのがこれだ。
『差出人:会田さくら
タイトル:大好きです
本文:最高のセックスでした。勃起したおちんちんの写真もありが……』
美弥は、それを、俺と同時に見てしまった。
「えっ……」
俺が携帯を掴もうとしたら、美弥が先に取ってしまった。ヤバい、ヤバい、ヤバい……!
「美弥、違うんだこれは……」
「何が違うんですか!」
美弥がメールを受信する。ああ、もう……ダメだ……。
さくらはしばらく俺に抱きついて泣いていた。こいつだって淫乱なだけじゃない。俺と同じでいろんな感情が渦巻いて、複雑な気持ちの中、こうして結論を出してくれたんだ。そう思いながら俺は黙って抱きとめていた。
さくらが帰ってしばらくすると、チャイムが鳴った。
「……遅くにごめんね」
「美弥……。いいよ、入れよ」
慌てながら俺は美弥を部屋に通した。
「突然来ちゃってごめんね。別れ話、どうなったのか気になって……。まだ元カノさんいたらどうしようかと思ったけど、よかった、帰ってて」
「そっか、そうだよな。連絡してなくてごめん。もうバイト終わったんだな」
「うん。終わってすぐ来た。……ベッド、乱れてるね。寝てたんですか?」
ギクリとした。いや、大丈夫、ばれない、ばれるわけがない。
「ん……そう、ちょっとな、話し合いで疲れちゃって横になってたわ」
「ですよね……。お疲れ様です。それで、ちゃんと別れられたんですか?」
「ああ。うん。もう荷物もなくなったし、会わないよ。3人の男に結婚したいって言われてるとかってみじめな話だったわ。ははは……」
「えー……、それ、酷くないですか……」
「まぁ、もういいんだよ。俺には美弥がいるんだしさ」
抱き寄せようとした時、俺の携帯がメールを受信した。
さくらからだ。なんという運命の悪戯か……、待ち受け画面にプレビュー表示されるようになっていて、表示されたのがこれだ。
『差出人:会田さくら
タイトル:大好きです
本文:最高のセックスでした。勃起したおちんちんの写真もありが……』
美弥は、それを、俺と同時に見てしまった。
「えっ……」
俺が携帯を掴もうとしたら、美弥が先に取ってしまった。ヤバい、ヤバい、ヤバい……!
「美弥、違うんだこれは……」
「何が違うんですか!」
美弥がメールを受信する。ああ、もう……ダメだ……。