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激情パラドックス
第6章 激情に駆られて
「あっ……、松原さん……っ、ダメですってば……ッ……やめてっ!……」
「嫌だ、やめない」
あれから一週間。俺にとっては修行とも言える禁欲期間、そして自己嫌悪期間だった。けど今、こうして俺は、美弥の乳首を舐めている。
「すげぇ硬くなってるぜ……?気持ちいいんだろ?なぁ美弥……」
「んっ、ンッ……!」
吸って、舐めて、摘まんで、転がして……。俺は執拗に乳首を攻めた。乳首攻めだけでイカせてやりたいぐらいに。

――この一週間のうちに美弥は店を休み、セフレだった地元の先輩と会っていたと言う。その先輩に俺とのことを話したら、実はそいつは美弥に本気で、セフレだと思っていたのは美弥だけだったとわかったんだとか。そして正式に付き合って欲しいと言われたそうだ……。今日の俺は、美弥から正式に別れ話を持ちかけられているというわけ。

「ただのエッチか好きで抱くかの違いなんてなぁ、大した違いじゃねーんだよ。男はヤる時はその女に惚れてんだよ。自分だけのものにしておきたいんだよ。そんで離れてる間にも思い出す女は、本当に好きな女なんだよ……!俺がこの一週間、美弥のことどれだけ考えたか、おまえわかんねーだろうな……っ」

「やっ……、も……やめて……んッ……!」
さくらとの最後のセックスは確かに最高に燃えた。けど俺が今惚れてるのは美弥だ。小悪魔的な魅力の表情と仕草、大人びた反応、この張りのある乳房、そして感じやすい乳首、滑らかな肌、そして膣の中――。どれも思い出すとゾクゾクするときめきを俺に与えてくれる。
「夢中なんだ、俺はお前に夢中になっちゃってるんだよ……っ」
両の乳首を指先ではじくと、彼女はのけぞって興奮した。
「ほら……、お前だってこんなに感じてるじゃないか……!イイんだろ?もしかしてもう下もびしょびしょか……?」
俺はスカートの中に手を突っ込んで、パンティーの上からぐいっと乱暴に股間を掴んだ。
「やっ……、あぁぁんっ……!」
「そんな声出してさ……、こうして欲しいんだろ……?」
すぐにパンティーの中に手を突っ込み、隠れた全体を撫で回す。
「ああ……、美弥、こんなに濡らして……」
「いやっ!もう本当にやめて……っ、松原さんとはもう……しないってば……ッ!」
「いいだろう?俺は本当にお前に参ってるんだ……最後に思いっ切り愛させてくれよ……。今夜だけ、俺のものになってくれよ……ッ!」
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