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激情パラドックス
第8章 恋の都パリ
(あー……セックスしてぇ……)
いや、まずい。がっついたら身体目的だと思われる。いくら一緒にいたい、って言われたからって……!と気分転換にテレビのチャンネルを替えてみるが、何も頭に入らない。まぁフランス語だからっていうのもあるが、七瀬との今からの時間を思うと……、落ち着いていられないんだ。俺はワインを瓶から直接飲んだ。

「……お待たせ」
戻ってきた七瀬は、バスローブ姿ではなかった。バスタオルを身体に巻きつけているだけ……だ。俺はみっともないぐらい慌てた。
「あ……、れ?もしかして、バスローブ1個しかなかった!?俺これ着ちゃダメだった!?」
「ううん、あるよもう一つ」
静かにそう言いながら、七瀬は歩み寄り、俺の横に座った。心臓が飛び出そうだ。
「……七瀬」
肩を抱き寄せると、彼女が顔をあげた。間近で見るその顔はすっぴんでもめちゃめちゃ可愛い。

「大和……、好き」
ああっ……!破壊的な可愛さだ。俺のこと好きだって言ってくれた……。
「うん。俺も……、好きだ、七瀬」
唇を重ねる。はぁ……もう、嬉しくて仕方がない。

「……やっと、キスしてくれた」
「えっ……?」
「大和、この三日間キスもしてくれないし……、ほんとに好きなのかなって、私の方が好きなんじゃないかなって……、キスしてるカップルいっぱい見たのに、やっぱり私に魅力がないのかな、って……」
「え、ちょ、ちょっと待って。俺は、そのー、……がっついて嫌われるのが怖くて、だな、……俺はしたくてしたくて堪らなかったよ、キスも、……その先も。七瀬が魅力的じゃないわけないだろ……、めちゃくちゃそそられまくりだけど……」
頬を手で包み込むと、七瀬の表情がほころぶ。
「なら、よかった」

「……いいの?本当に。俺で。今日、ここで。無理しないで日本に帰ってからでもいいけど」
「私もそれは悩んだの。でも、大和との始まりのパリで……、全身で大和を感じておきたくて、抑え切れなかった……」
どんどん魅惑的な瞳にかわっていく。最高だ七瀬……、素敵だよ。
「七瀬が嫌じゃないんなら……、俺、もう抑え利かないよ……?」
「うん……。いいの。大和がいいの」
「七瀬……!」
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