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第10章 それぞれの思惑　想い　念い

気が付いたのはルカさんも」私が頷く「だったら引用したのか　よく話してくれたね　ルイ直ぐ出る　ありがとう榊さん　るいの婚約者は優秀な人だ　私の秘書の話真剣だから　検討してみて　ご馳走さま　またゆっくり来るね」また颯爽と出ていく
「兄さん？なんか急いでたみたいだけど」チャイムの音
「何だよ二人きりは無しかよ」ぎゅって抱きしめ　出たくないって首筋にキス　またチャイム
おんぶお化けみたいなるいに苦笑　モニターには　はるかさんと誰だろう？　るいを見ると
「はるかのお母さんだよ　仕方ない開けるか」

私は厨房にるいが扉を開ける
「おはよう　みゆちゃん　朝早くにゴメンね」私が笑うと「マスクで可愛い顔が見えない」って　嬉しいけど恥ずかしい　マスクを外し「おはようございます　朝御飯食べますか？」私が言うと　ありがとうって
「おはようございます　遥がお世話になっております　今度はお茶菓子まで無理を言いましていちどきちんとお礼を言いたくて朝早くに申し訳ありません　あのウサギの和菓子美味しくて　あれはオリジナルですか？」師匠と試行錯誤したから「私に和菓子を教えてくれた方と作ったレシピですよ　宜しかったら朝御飯食べていきませんか？」私が言うと「すいません　ありがとうございます」って　笑う顔ははるかさんに似ている　綺麗な人　和服姿が艶っぽくて凛としてる
前に会ったお姉さんに横顔が似てる

るいにはコーヒーはるかさん達には朝御飯を　そうだ
「はるかさんご飯終わったら声かけてくださいね」
さぁはるかさん驚くかな


「ご馳走さま　みゆちゃん？」まだ内緒
「時間ありますか？」休みだよって　るいも午後からはるかさんのお母さんの美桜さんも大丈夫って

ババロアを出してから仕上げてく

「はるかさん新作です」私がゆっくりカウンターに　はるかさんが近づき固まる
よし！成功か？
「綺麗　これは何？」和菓子と洋菓子のコラボ
口の大きなワイングラスに沢山のバラの花のチョコ　下は抹茶と小豆の羊羮　るいと行った薔薇の別荘をイメージして作ったものだ
「るい凄いよ　美桜さんも」グラスをテーブルに
花瓶みたい皆の声　良かった「食べれるんですよ　味みてください」私が笑うと「写真　食べるの勿体無い」はるかさんがまだ固まってる
「はるかさん？」了解って　子供みたい　
さぁわかるかな？