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第10章 それぞれの思惑　想い　念い

小さく伸びをして起き上がる　足の痛みは少しだけ
るいを見るとまだ寝てる　洗面所に顔を洗って身支度を整えて寝室に　ゆっくりるいにキス「旦那様　怪我の手当てありがとうございました」恥ずかしすぎるけど何時も優しさをくれる　るいが大好き　さぁ朝御飯の用意するかな

ベッドから離れる瞬間グッと布団に引きずり込まれる「きゃあ？！」何？「みゆ　もう一回言って」いたずらっ子みたいな笑顔　るいの下「何時から起きてたんですか？意地悪」私が言うとるいがぎゅって　さすがに重い　潰される「るい苦しい」涙目の私にもう一回言って　囁く声が甘い　
「何？」私何か言ったかな？　ねぇ早くって子供みたい「旦那様？」ぼそっと言うと噛みつくみたいなキス　何度も何度も　息も出来ない
「あぁんるい　もうダメ」私が言うと今度はTシャツの中に胸をやらしくチュパチュパ音が出るくらい
「るい？」どうしたの？いきなり動きを止めてゆっくり出てきた　おでこをおでこにくっ付けて
「大好き　みゆ心臓止まるぐらい嬉しい言葉　さぁデートしよう　ゆっくりドライブしてディナーは前に言ったステーキ食べに行こう　早くしないとみゆを独り占め出来なくなる」軽いキス　るいが私ごとベッドから起き上がる　
慌ただしく着替えるるい　私も用意しなきゃ

「みゆ？仕度できた？」まだ頭がついてかないけど「はい」ワイドパンツに5分袖のニット背中が少し開いて肌見せ　るいはシャツにラフなジーンズ

るいの車に乗り込む　運転はるい
しばらく走ってると携帯の着信音
「独り占め作戦大成功　シュウだろ」嬉しそうなるい
外出中ってラインを送ったらしい

快適なドライブ　何処に行くんだろ？
「朝御飯兼昼御飯にしよう」
高速を下りると　「海！」私が言うとニッコリ笑う
そのまま海岸沿いを走り一軒の店に
「着いたよ　ピザが美味しいんだよ」テラスのある開放的なお店　手を繋いで
「いらっしゃいませ　るい？久しぶりじゃんかよ
えっと？」私の方を見る「婚約者だよ　テラスの席良い？」勿論　どうぞって案内される
「みゆ　風間　剣　サーファーでここのオーナー　高校からの」けんさんが「悪友　こいつは医者の家　家は不動産　大学は違ったけど高校の時からの遊び仲間　こいつの話なら俺に聞いて」るいがダメって
がっしりした体格に日に焼けた肌　キリっとした目元が印象的　文句なく格好いいと思う