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第10章 それぞれの思惑　想い　念い

「榊　美優です」頭を下げると「剣で良いよ　宜しく」爽やかな笑顔
「ピザが食べたいな　後はけんのおすすめで」了解って　

「みゆ　お店の前がビーチなんだ　後で散歩しよう」楽しみ
「チーズたっぷりのオリジナルピザとシーザーサラダに魚介類のパエリアです」熱々で美味しそう
「頂きます」るいが取り分けてくれる

「美味しい」るいが嬉しそうに笑う　お店が徐々に混んできた　テラスは風通しがよく気持ちいい　お店は落ち着いた雰囲気で店員さん達がテキパキ働いててゆたかさんのお店と違ってスタイリッシュで格好いい感じ
「ゆたかの店とは真逆だろ　剣の店はアイツがデザインしてるんだ」そうなんだ　海風が心地良い

ゆっくり食事して　お腹いっぱい
「ご馳走さまでした」私が言うと剣さんが近くに　なんだか話したそう
私は立ち上がりるいを見つめて　ゆっくり海に視線を移す「ご馳走さまでした　少し歩いてきますね」良い天気　頭を下げて歩き出す「遠くに行っちゃダメだからね」まるで子供扱い　大丈夫ですの声に絶対だよって　車に気を付けてって過保護過ぎ

道路を渡り堤防の階段を下りる　足はもう平気だけどゆっくり歩く　気持ちいい　
向こうから茶色い犬が駆けてきた　ヤバイと思う間もなく倒されて顔を舐められる
「くすぐったい」頭を撫でると嬉しそうにシッポを振る　可愛いレトリバー「すいません」可愛い男の子が
「大丈夫ですよ　やんちゃね」急に走り出したらしい
二人で散歩　楽しそうに波打ち際はしゃぐ　レイン　呼ぶと犬が振り返りこちらにまだ2才の男の子　
「僕は宮城　拓斗です」近くに住んでいて散歩に来たらしい　レインは人が好きみたい　タクトは中学生
学校の話をしたり　ゆっくり歩く　


「良い子そうだな　るい」海を見ながらけんが側に　気を使ってみゆは散歩に
「あぁ大事な人だよ」僕の声に笑う「デート邪魔したか？」けんが苦笑い　大丈夫ゆきちゃんやはるかがしょっちゅう来てシュウが居すわってるってため息まじりに話すと大爆笑　みゆが座ってたイスに座り近況報告
「そう言えば　料理は彼女が？」頷くと「俺も参加したいな　皆にも会いたいし」だって勘弁してくれって言うと「決めた」何が？
「しかし　綺麗な子だな　年下か？」24歳だと言うと「マジか？二十歳ぐらいに見えた」ってこいつもプレーボーイでモテるんだよな　けんは彼女？
「今はいないなぁ」って