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第10章 それぞれの思惑　想い　念い

栗と鶏肉の煮物これは明日の為に今日はピザ生地を
発酵させてる間に栗の下拵え　
ほうれん草のサラダ　クラムチャウダー

「「今日はピザ　コーラ持参で集合」」ラインで　ゆきとさんが直ぐに「「６時半には行ける　ピザ大好き！」」早いなぁ　もう働いてるんだ

大事にゆっくり栗の灰汁ぬき　形が崩れないように
この時間がすき　厨房に流れる大好きな曲　私のストレス発散法　
「みゆちゃん？ただいま」小さくノックしゅうせいさんだ　まだお化粧してないから「おはようございます　もう少し待ってて下さいね」嫌だとか言ってるけど知らない
さぁ後はピザ生地を延ばして具をのせるだけ

プライベートルームに　お化粧してそっとベッドルームに狼男が静かに寝てる　太陽が今日はお休み　曇り空

チャイムの音　ヤバイ起きちゃう　
「はい」急いで厨房に「みゆちゃんおはよう」はるかさんだ　そうだ「はるかさん手伝ってください　しゅうせいさんも」ピザ作れるの？って察しが良い
「しゅうせい居る？呼んでくる」嬉しそう

「みゆちゃんやっと出てきた　浴衣ありがとう　クリーニングに出してるから後で返すね　評判良かった」って　さぁ二人には「ピザ生地を延ばして貰いますね　空中でやるのは難しいので台の上で　で好きな具をのせるだけ　後は焼きますから　サラダとクラムチャウダーで朝御飯にしましょ」手を洗って

イケメン二人が真剣に生地を延ばす姿はまるでドラマみたい　可笑しい
「みゆちゃんズルイ　空中で何で丸くなるの？」素早く生地を延ばして具をのせチーズたっぷり
しゅうせいさんのは楕円形　はるかさんは完璧
「好きなだけ具をのせて　焼きますから」素直な生徒二人で　はい　って

「出来た」二人でオーブンを覗く　そこにチャイムの音時間ぴったり「ゆきとさんかな」しゅうせいさんが迎えに
「みゆちゃんこれはもしかしてマロングラッセ？」鍋を見てはるかさんが「渋皮煮と中間ぐらいのです　洋酒を入れます　出来上がりはまだまだかかりますよ」楽しみって　
「おはようさん　コーラやで」三本も大きなボトルで
「ご飯にしましょ　ピザ焼き上がりましたよ　栗のジェラートもありますよ」やったぁって
皆でどれが美味しいか検証中　くまさんも「おはよう」って私が焼いたピザを「これが一番」って嬉しい

「みゆ　食べちゃうぞ」狼男が起きてきた！ヤバイ食べられる