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好きと愛してるの間
第10章 それぞれの思惑 想い 念い
「腹減った マジで疲れた」私はいつ帰れるの?
カウンターとテーブル席が10席ぐらい そこそこ混んでるお店の奥に座りさっさと注文 
「豚骨ベースでチャーシューが柔らかくて 野菜炒めも最高なんだ あんなパーティなんかじゃ食べた気しないし みゆ食べてなかったろ?」呼び捨てかよ!

「珍しいな 何時も一人で来るのに 綺麗な子じゃないかデートか?」私が首を振ると
「今口説いてるとこ」絶対無理!私の難しい顔に強面の顔の店主が大爆笑「サトシが苦戦中なんて お嬢さん旨いの作るから」お水を置いて厨房に戻ってく

「てか似合わないダサい眼鏡 能面みたいな表情 目立たないようにしてるみたいだけど綺麗すぎる羽は隠しきれてないな アイツといる時のナチュラルなみゆが自然なら肩が凝るだろう?」いきなり眼鏡を取られて「何で隠す?利用しようと思わないのか?ちょっと売れてる女優なんかよりずっと綺麗だし 笑顔がみたい みゆずっと難しい顔」私の頬に手をあてる 甘い甘い声 でも響かない
「眼鏡返して 目立ちたくないしこのスタイルが私なの あなたこそモテるでしょ?可愛い子や綺麗な子誘えば良いじゃない!」知らない 席を立とうとすると
「座ってなよ じゃないと押し倒すぞみゆ」低い声 溜め息しか出ない 私の手を掴み鋭く睨み付ける 
「なんだ?喧嘩か?出来たよ熱いうちにどうぞ」仕方ない さっさと食べてとにかく帰りたい
「頂きます」私が言うと「召し上がれ」って おじさんが
ラーメンはしっかりした麺にスープが絡んでとても美味しいし野菜炒めもシャキシャキ 餃子は大きくて具がギッシリ
「パパ眠れない」奥から小さな女の子が出て来た
「結愛どうした?」おじさん困り顔 今にも泣き出しそう 可愛い思わず立ち上がり「どうしたの?」私の言葉に「ゆめ寝れないの」っておいでってすると一瞬迷って私の側に「ゆめちゃん私はみゆって言います 絵本読んであげようか?絵本ある?」嬉しそうに頷き駆け出す

「これ」って小さな頃読んだ事ある絵本を持って来た 私の膝の上に座らせて二人で絵本を読む
「これ何?」私の質問にしっかりと答える 
「ゆめちゃんの大事な物は?」絵本を読み終えて質問すると「トト!」って 飼ってる金魚の名前みたい
だけどぎゅって出来ないって
「私がトトちゃんの縫いぐるみを作ってあげる」って言うと「ありがとう」って写真をみせてくれて
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