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第10章 それぞれの思惑　想い　念い

ため息のるい私の手ごと携帯を耳に
「おはようございます　シュウがどうしました？」ゆっくり抱き締めて話し出す
なんでも昨日から機嫌が悪く浴びるほどお酒を飲んで仕事にならないらしい何か知らないかって　多分
「僕は嫌だけどみゆは？」仕方無いか　ぎゅってして「るいだけです　ご飯温めますね」手にキス　にゅう麺でも作るか

るいが何か話してるからそっと離れてキッチンに　我が儘な王子様　キラキラで注目の若手俳優がただの駄々っ子　気に食わないと暴れるなんて弟達のほうがまだ聞き分けが良いかも

「みゆ　シュウがまた居候だって大丈夫？」心配顔と不安な表情でキッチンに入って来たるい
「るいに任せます　ご飯にしましょう」テーブルに座る　お腹すいた

「いただきます」久しぶりの二人で朝食　そこにチャイムの音「みゆ食べてて僕が行くよ」私も着替えなきゃ　スーツにお化粧　

キッチンに戻るけどるいはまだ　私も厨房に
マネジャーさんとるいと酔っぱらいのしゅうせいさん
「るい？大丈夫ですか？」声を掛けると「みゆ朝御飯食べた？ってお化粧して　ゴメンお腹すいただろ」仕方無い「皆で食べましょう」しゅうせいさんはソファにキッチンから運んでマネジャーさんとるいと私で「いただきます」って
昨日から不機嫌だったんだけど仕事終わった後この頃は真っ直ぐに帰るのに呑んで帰るって言い出して　で帰ろってなったら暴れだすって　子供みたい
るいがため息　マネジャーさんが困り顔
私の顔を見て「大きな子供だねみゆ」って苦笑い　
「暴れて迷惑かけるなんて子供より大変ですね」
ゆっくりしゅうせいさんに近づく　綺麗で誰もが羨ましくなる顔　一度はこんな顔になって特別扱いされてみたいって思うんだろうな　

「ここ何処？みゆちゃん？」寝惚けた感じの掠れた声
「呑んで暴れたんですよ　マネジャーさんにも迷惑かけて！素敵なお家があるんで「みゆも美味しいご飯もないから嫌だ」話してる途中で拗ねた声で反論てか我が儘「お仕事あるんでしょ　マネジャーさんも困ってるし皆に謝らなきゃ」私の言葉に「お腹すいた」だって　ほんとにわがままな王子様　はい　はい「ちゃんと謝って下さいね」のっそりソファーから立ち上がる
マネジャーさんとるいに「すいませんでした」って　さぁ朝御飯と「るいコーヒー淹れますね」厨房に
鶏肉をカリカリに焼いてキノコと油揚げ葱をたっぷり　素麺の上に