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第10章 それぞれの思惑　想い　念い

とろみを少しつけた出し汁をゆっくり注ぎ入れて
「出来た」テーブルにしゅうせいさんににゅう麺と二日酔いの薬「はいコーヒーです　とどうぞ」私が和菓子をるいの前に「？！紅葉が川に流れてるみたい」透明なゼリーに沢山の紅葉折り返して中に餡を挟んで
「ケイさんに持って行って下さいね　我が儘を聞いてくれたんだしクリーニングもしてないので　ありがとうございましたって」私が言うと　了解って
「大木さんはほうじ茶です　しゅうせいさんはワガママ言って困らせたので無しです」えぇ何で？大木ズルイって　こうゆうところは可愛い

厨房に戻り箱に和菓子を詰めて片付けとはるかさんに頼まれた和菓子の準備　
「みゆご飯ちゃんと食べた？」るいが厨房に「大丈夫ですよ　和菓子どうでしたか？」美味しかったって　嬉しい　
しゅうせいさんが「ご馳走さま　みゆちゃんご免なさい　ありがとう」って食器を持って来た　るいが私を抱き締めて
「しゅう約束な　ここに来ても良いけど連絡しろ　みゆには触れるな　じゃなきゃ出禁だからな」しゅうせいさんが頷くと　みゆよそ見しないでって耳元でゆっくり腕を撫でる　ここにも子供がいたよ
「さぁマネジャーさんにも謝りましたか？お仕事頑張って下さい　これは猫ちゃんと食べて下さい」私が風呂敷包みを渡す
「これは？」私がティラミスです　って言うと
「仕事がんばる　るい今日泊まらして　行って来ます」ってマネジャーさんも深々と頭を下げて「ありがとうございました　ご馳走さまでした」って二人で出ていく
「甘やかしたかな　みゆを一人占めしたかったのに」って拗ねた　ゆっくり振り向いて少し背伸び軽くキス
「みゆ離せなくなるよ」キスが甘い
「私もるいを一人占めしたかったけど賑やかなのも好きです　だけど時々はぎゅってして下さいね」毎日ぎゅってするって　あたたかい
「仕事行かなきゃ　るいラインしますね」私が言うと　離したくないなぁって　軽く頬にキスすると　額にキス「了解」って　早く終わらせよう


支度して「行って来ます」私が言うと軽くキス　行ってらっしゃいって手を振ってくれる　よし頑張ろう


「おはようございます」さぁ早く終わらそう　書類とパソコンとにらめっこだけど苦じゃない　数字は大好き
「終わった」昼過ぎに　帰れる「榊さんいる？」ヤバイ　ルカさんだゆっくりしゃがんで　いなくなって！
「いないのか？」