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第10章 それぞれの思惑　想い　念い

「ケータリングでも良かったんだけど　みゆ休ませてあげたかったんだけど作るって言うでしょう」頷く私にもう一度　ありがとうって

ゆうくんが起きたみたい　さぁ沢山買い物したし帰ろう
家に着くと私は厨房にるいはゆうくんと遊んでる

シマアジを刺身に茄子の煮浸し　さつま芋の味噌汁　すき焼きの具材を切って　サンマに粗塩を振る

チャイムの音　帰って来たかな？
「みゆちゃん　疲れた　てかるい！お前逃げたな！めっちゃ大変やってんで」ゆきとさんが怒ってる
「話しは後な　くまとゆめちゃんを送ってかなきゃ」笑ってるし「待て！話しは最後まで聞かんか！」笑いながら　ゆう宜しくな　横を通り過ぎる

「あんないけずなるいが好きなんか　マジで大変やったんやで　なぁゆう」ペタンて座ってるゆうくんを抱き上げて　めっちゃ質問攻めやわ　触られるわ気が付いたらるい居らへんし　ってずっと愚痴ってる

チャイムの音「ただいま」ってしゅうせいさん早い帰宅　明日早起きで今日は解散になったみたい

「ゆう　ただいま　てかゆきちゃんまだ居たん？」聞いてくれやってしゅうせいさんが捕まった
爆笑してる「ゆきちゃん餌にされたんだ」って　まぁ楽しそうだし二人でゆうくんを見てくれてるから有難い

厨房で二人にココアとミルクティを淹れて　ゆうくんはお茶　皆でボール遊び


「みゆただいま　てかしゅう早いな　晩御飯食べるか？すき焼き　肉は奮発したから　ゆきちゃん沢山食べれるで」そんなんで許さんでって　るいはまた笑ってる
るいにコーヒーを淹れて渡すと「ありがとう　はるかが来たら晩御飯にしよう」って　卓上コンロの用意
ゆめちゃんは何度もありがとうって　着物は後日返してくれるってるいが　寂しいけど家族と一緒が一番　取りあえずホッとした

チャイムの音はるかさんかな「みゆちゃん　スイーツバイキング大盛況だったよ　全部無くなったよ」少し興奮気味に　良かった　
「はるか　今回限りだからな　みゆ大変なんだからな」るいが言うから「美味しく食べてくれたなら嬉しいです　久し振りに必死に和菓子作りました」私が笑うとはるかさんが「可愛い　ありがとう」ってるいが睨むからるいの背中に　指でハートを描いて「よそ見しません　さぁご飯にしましょう」小さく言うと　なんだか照れてる？
「なんやるい固まって？」