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第10章 それぞれの思惑　想い　念い

「探したよ　日本は初めてでね」男の人？私達のキョトン顔に「え～と榊さんと初めまして私は　ミィシェーレと言います」二人で慌てて名刺を出して挨拶
「ルカが君をなんとしても本国に連れて帰りたいと写真もほら」隠し撮り　私が会議の時や書類を翻訳してる時の　なんか気持ち悪い
「お断りはしました　さぁルカさんが待ってますので」なんか調子狂う感じの無邪気な笑顔　苦手だな

「君はえ～と宮君だね　宜しく」ひきつる笑顔の宮君　近いし！　早く連れて帰ろ

「着きましたよ　ルカさんがお待ちです」荷物は全て先に送ってあるらしく　持ってるのはスーツケースだけ　
ずっと話してた　ソムリエでワインのスペシャリスト　今回は日本酒も楽しみなこと　日本語に興味があり覚えたこと　とにかくよく喋る　たまにフランス語で私が宮君に通訳

やっと解放される　宮君と別れて海外事業部に
「ルカ！久しぶりだな」さぁ戻ろう「榊さん会議に参加して　ワインの醸造元が来てるから」逃げ損ねた

近藤さんも加わり会議室に　二人の男性が　並べられたワインの瓶可愛い
「榊さんは飲める？」ミィシェーレさんが私は「少しだけ」って近藤さんはあまり強くないので香りだけ

試飲しながら　なぜか私も参加
このシャンパンは揚げ物が合うかな　この赤は軽めのチーズ
私が呟くと「うん良いね」だから近い　説明を聞いて質問して
「これも試してみてください」日本酒だ「知り合いの蔵元から預かってきました　ワインのフェアですが　何かの機会に使って頂ければ」一口飲んでくまさんが頭によぎる　こっくり甘辛くスッキリしてる
「これ販売してますか？」私が聞くと「どうぞお持ち帰りください」パンフレットと一緒に渡される
「なんだ榊さん気に入ったのか？日本酒も並べられたら面白いかもな　それに合うチーズやつまみなんかも」なんだか規模が大きくなってきたな　間に合うのか　ルカさんが呟きミィシェーレさんが話をつめてく
私は二人の通訳　ワインの醸造元も参加して
「ポスターは？」私がこんな感じで　絵を描くと
「榊さんこれを清書して　これでいこう」しまった

具体的に決めてく　なんだかワクワクする

「ありがとうございました　ありがとうございました　宜しくお願いします」何度も頭を下げてワインの醸造元さんが帰ってく　疲れた
さぁ残りの仕事終わらせて帰ろ