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第10章 それぞれの思惑　想い　念い

「みゆちゃん？」くまさんが厨房を覗いてる　私が訳を話すと「確かに　だけどカッコいいからまるでホームドラマのワンシーンみたいだね」イケメンは得だなぁって　そんなことくまさんが思うなんて　大爆笑
「みゆ？」るいが側にご馳走さまって　お風呂入れてあげなきゃ
デザートを渡して「るいゆうくんお風呂にしますね」私が言うとしゅうせいさんが寂しそうに「もう少し」って　仕方無い
「奥にいます　声掛けてください」明日の用意しよう


朝御飯の用意しながら編み物　そろそろ寒くなるからゆうくんの動きやすいポンチョ
「みゆ何してるの？」今日のるいはおんぶお化け　座る私ごと抱きしめる
「ゆうくんのポンチョです」完成は間近　広げて見せると「可愛い」って　首筋にキスして
「僕のも欲しいな」って甘えたなるい　了解　
何作ろうかな　マフラーで広げて膝掛けになるのが良いかな
「みゆちゃん　僕のも」くまさんが厨房に梅ジュースおかわりって　炭酸で割って飲むのがお気に入り
「ベストが欲しいな」って　合うサイズがないみたい
了解ですって言うとニッコリ　可愛い
「後でサイズ測らせて下さいね」激しく頷く姿がオモチャみたい
そろそろお風呂かな「ゆうくん　「あぁ？！ゆう臭いぞ！」しゅうせいさんが叫んでる
「ついでにお風呂にしましょう」ゆうくんは気持ち悪そうにモゾモゾ
「さぁ綺麗にして　寝ましょうね」ゆうくんを預かり「お休みなさい」私が言うとしゅうせいさんが「お休み」って
トイレトレーニング早めに出来そう

綺麗にしてお風呂　途中からウトウトしだした
部屋に連れてくと　くまさんもお風呂あがりみたい　スウェット上下姿
「寝ちゃいました　宜しくお願いします」って言うと　了解って抱きしめる
「可愛いね　ゆうくん保育士さんにはなつかないんだ　あんまり笑わないし泣いてばかり　みゆちゃんの側だと笑顔でたくさん食べるし　修くんにもなついてるのに」寂しいのかな　ママの服の端切れのクマの縫いぐるみを大事そうに抱っこしてる
「早くママが笑顔で戻ってきたら良いですね　私達は笑顔で気長に待ちましょう　代わりは出来ないけど精いっぱい愛して抱きしめて少しでもゆうくんがリラックス出来るように私も頑張ります」ゆっくり頭を撫でてくれて　ありがとうって
ついでにくまさんのサイズを測る　さすがに大きいな　なんだかワクワクする
「お休みなさい」