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好きと愛してるの間
第10章 それぞれの思惑 想い 念い

いつの間にか貴女が一番近く 苦しくて意地悪してやり場のない胸を掻き毟る程の苛立ちを寂しげな優しい笑顔が包んでく
綺麗な顔 小さな身体に凛とした強さ 笑うと途端に可愛らしくなるのにあまり笑わずルイの後ろから出てこない 貴女を引きずり出したくて無理なお願いしたのに難なくこなして完璧な出来栄え だけどやっぱり裏方ばかり 笑顔が見たい 触れてみたい
喩え貴女が涙にくれたとしても
ゆっくり箱を開ける 夜中当直してると甘い物が食べたくなる ダメ元でルイの所に目的はすっかり貴女の作る美味しいお菓子と料理
懐かしいドイツのお菓子が出てきた時には息が止まりそうになった
ルイが好きになってでも幻想だって言われてやり場のない苦しみから逃れたくて一年交換留学
ドイツで右も左もわからず勉強に追われてた時に街角で買ったシュネーバル 素朴な甘さに癒され 想いに蓋をすることに決めたあの頃を思い出した
貴女が作った小さなシュネーバル ベリーの酸味にナッツの食感 粉砂糖の甘さが絶妙
敵わない 無償の愛情と美味しいって言った時に嬉しそうにはにかむ笑顔に心臓の柔らかい部分がぎゅってなる感じ
初恋は憧れ 恋は片恋 貴女の視線が僕に無くても今は構わない 貴女を知ってしまった
ゆっくり真綿で締められ 息が出来ない
蜘蛛の糸 捕まった哀れな虫 貴女に命あげるから死の刹那抱きしめ甘いキスを下さい
「先生 彰人君がお呼びです」了解 病室に向かう
難しい心臓の病気 ルイが手術して成功 後少し元気になれば退院出来る
「夜中に子供が何の用?」腹減ったって こないだまで食べる事拒絶してたくせに
「と言うと思って お裾分け みゆちゃんが作ったんだよ」小さな雪玉をビニールに4個 たくさん入れてくれたから
明日の朝御飯食べたかったなぁ 貴女が作る優しい味付け 和洋中何でも作るからワクワクする
朝メニュー何だろう
「なんだよ上の空かよ みゆ俺なんかよりずっと賢いよな チェス完敗だった 真っ直ぐで迷いなし あんなゾクゾクする勝負は初めて るい先生は容赦なしで手も足も出ないぐらいだったけどみゆは引き込まれてく位夢中になる真剣な一手 美味しいこれ何?ドーナツ?」シュネーバルって言うと携帯で調べてる 今時の子供 ふーんドイツのお菓子かぁって
「榊さんだろ 草壁先生に睨まれるぞ」
綺麗な顔 小さな身体に凛とした強さ 笑うと途端に可愛らしくなるのにあまり笑わずルイの後ろから出てこない 貴女を引きずり出したくて無理なお願いしたのに難なくこなして完璧な出来栄え だけどやっぱり裏方ばかり 笑顔が見たい 触れてみたい
喩え貴女が涙にくれたとしても
ゆっくり箱を開ける 夜中当直してると甘い物が食べたくなる ダメ元でルイの所に目的はすっかり貴女の作る美味しいお菓子と料理
懐かしいドイツのお菓子が出てきた時には息が止まりそうになった
ルイが好きになってでも幻想だって言われてやり場のない苦しみから逃れたくて一年交換留学
ドイツで右も左もわからず勉強に追われてた時に街角で買ったシュネーバル 素朴な甘さに癒され 想いに蓋をすることに決めたあの頃を思い出した
貴女が作った小さなシュネーバル ベリーの酸味にナッツの食感 粉砂糖の甘さが絶妙
敵わない 無償の愛情と美味しいって言った時に嬉しそうにはにかむ笑顔に心臓の柔らかい部分がぎゅってなる感じ
初恋は憧れ 恋は片恋 貴女の視線が僕に無くても今は構わない 貴女を知ってしまった
ゆっくり真綿で締められ 息が出来ない
蜘蛛の糸 捕まった哀れな虫 貴女に命あげるから死の刹那抱きしめ甘いキスを下さい
「先生 彰人君がお呼びです」了解 病室に向かう
難しい心臓の病気 ルイが手術して成功 後少し元気になれば退院出来る
「夜中に子供が何の用?」腹減ったって こないだまで食べる事拒絶してたくせに
「と言うと思って お裾分け みゆちゃんが作ったんだよ」小さな雪玉をビニールに4個 たくさん入れてくれたから
明日の朝御飯食べたかったなぁ 貴女が作る優しい味付け 和洋中何でも作るからワクワクする
朝メニュー何だろう
「なんだよ上の空かよ みゆ俺なんかよりずっと賢いよな チェス完敗だった 真っ直ぐで迷いなし あんなゾクゾクする勝負は初めて るい先生は容赦なしで手も足も出ないぐらいだったけどみゆは引き込まれてく位夢中になる真剣な一手 美味しいこれ何?ドーナツ?」シュネーバルって言うと携帯で調べてる 今時の子供 ふーんドイツのお菓子かぁって
「榊さんだろ 草壁先生に睨まれるぞ」

