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第10章 それぞれの思惑　想い　念い

「みゆ公認会計士の資格や他にも沢山　すげえな　俺も試したけどダメだった」調べたんだ私の事

後ろに立ち一緒に見てく　やっぱりおかしい
「誤魔化されてますね　悪意がある感じで手慣れてる　この数字も」覗き込んでた宮坂さんが
「やっぱりな」って　書類をまとめてクリアにしていく　時間なんて忘れてしまう

「みゆちゃん　あのう」いけない　お腹空いたよね　時間を見ると１２時過ぎ　宮坂さんはいない　どうしよう？
「みゆピザでもとる？」声が聞こえる「材料あれば作りますけど」台所に案内してもらう
沢山の缶詰やお酒類　恐る恐る冷蔵庫を開ける
高そうなお肉が箱のまま　まだ大丈夫そう　冷凍庫は高級品のレトルトがギッシリ
野菜室はお酒や水　ため息しかでない
「もらいもんなんだよ」勿体無い　とりあえず作るか
炊飯器なんてないから鍋でご飯　お米や使われたことないようなたくさんの鍋や包丁　缶詰のソースを使ってハヤシライスに冷凍庫の材料でポテトサラダ　

「良い匂いだな」誰？銀の髪「みゆに飯つくってもらってんだ」で誰？「なんか足りないもんある？」無視ですか？「卵が欲しいかな　おしめも」もういいや
「了解　ヤバイ美味そうだな　此処でまともな飯食えるなんて　直ぐ買ってくる」

「友達で会社を動かしてる一人　さっき見てもらったのは子会社の１つで父の会計士が怪しくて」話がバラバラ　まぁ理解したけど

「くまさん先にゆうくんにご飯を　冷凍のパン焼いたので　ハヤシライスと一緒に」ポテトサラダも
二人でテーブルに

ガヤガヤと賑やかな声が聞こえる　
「聡！買ってきたよ　てかマジで良い匂い」また増えたよ　全部で何人？
「お前らなんだよ　ハギまで仕事はどうしたよ」昼飯食いに来たって食堂？全部で八人　
「みゆ俺の仲間だよ」見ればわかるけど足りるのかな　みんながチャラくて髪の色もバラバラ　なんだかゲームのアイドルグループみたい
「みゆに近寄ったら飯出さないからな　話し掛けるのも無し　理解したら手伝え」冷蔵庫と冷凍庫のをフル活用　缶詰も
ゆうくんがキョトン顔　チビ可愛いなって　定食屋みたい
ハヤシライスは直ぐに空っぽ　油もあるから揚げ物も作っては無くなり作っては無くなり食欲が半端無い

水やジュースの缶詰やパックを好きに飲みながら　ゆうくんもくまさんも馴染んでる
「マジで美味かった」黒い髪にピアス　ブルーの瞳