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第10章 それぞれの思惑　想い　念い

快適なドライブ　気分は最悪　ぎゅってゆうくん抱きしめ　帰りたいそれだけ

「着いたよ　さぁパーティーの準備をしなきゃ」大きな洋館
「さとしの母親の別荘」千夜さんが楼さんが然り気無く手を「ダメだよ楼！榊さんに触れたらさとしに殴られるぞ」これぐらい良いじゃないかってブツブツ言ってる
「キッチンはこっち」中は広いホール　映画のセットみたい　奥に奥に

「此処でお願い　着替える？コックコートあるよ」何で？「でっかいの　あんたは無理だからシャツな　着替えはこっち」更に奥に　上だけ黒のコックコートを着て帽子も黒　
「キッチンはこっち」扉を開けるとビックリ　広い！てか何人分作るの？
「やっと来たか　みゆ何でも使って良いから足りないのは直ぐに用意する　料理長お礼はたっぷりするから」要らないから帰して！にダメって今度は三人で
ため息も出ない　ゆうくんをくまさんに

たくさんの食材　塊のお肉　山ほどの野菜　お店が出来るよてかどうすんのよ　町の洋食屋の三軒分のキッチンはあるだろうしオーブン２台業務用冷凍冷蔵庫が壁に並んでる
くまさんがゆうくんとキョロキョロ
「とりあえず作りましょう　パーティーならローストビーフにアラビアータ」後は
「食材此処置くなぁ　宜しく」ハギさんが山ほどの鶏肉に豚肉必要なもの全部　何人分作るのよ？！

「手伝うよ」千夜さんに葵さんが　料理が出来るのは二人だけらしい

バタバタと走り寄る音　
「みゆ！大丈夫か？」るいの声「みゆちゃん」はるかさんも　安心する声
「帰ろう」るいが怒ってる　ぎゅってぎゅって
「ダメだよ　全てクリアにするんだから　みゆ料理人なんだから宜しく　草壁さんはこっちにえ～と確か」はるかさんが微笑んでるけど怖い　目が笑って無い
「調べられたんですね　僕は草壁の同僚で七瀬です　みゆちゃん心配したよ」優しい声
「大丈夫です　ありがとうございます」るいの腕の中やっとザワザワした心が落ち着いてきた
「料理すれば良いんですよね　はるかさんお願い出来ますか？ペリメニ　ビーフストロガノフ　キエフ風カツレツを作りたいんです」ロシア料理だねって話が早い
「みゆ！！」るいが怒ってる　てか呆れてる？
さとしさんが笑って「話がわかる人だ　こんな嫉妬深い男なんかやめて俺にしない？」しません！