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好きと愛してるの間
第10章 それぞれの思惑 想い 念い
強くなんてない 嫉妬もするし悪いこと考え出すときりがない 失う辛さに泣き出してしまいそうになるほどいつの間にか大きくなってしまった恋心 醜い濃霧の闇に取り込まれないように 好い人なんかじゃない 抱きしめてくれる腕 笑顔 信じたいだけ

片付けに動き回る私を千夜さんがコーヒーを飲みながら見てる
「パーティには参加しないんですか?」あまりにも見てるから気まずい
「賑やかなのは嫌いでね 昔話を話して良い?」聞いてなくても大丈夫だからって 話すんじゃん

「親友がいたんだ 二人でよくナンパしたり大学のサークルで騒いだりこの先何年も年取ってもこんな時間が続くんだって漠然と思ってた

仲間数人でツーリングに出掛けたんだ 雨の日だったかな 途中アイツは彼女が風邪引いたみたいだから帰るって言い出した ムカついて勝手にしろって喧嘩別れ

少ししてアイツから着信があったんだ だけど無視して予定してたコースを俺達は走ってた 
その時雨で滑って事故にあって病院に運ばれたんだ 
目覚めたら足を失ってた『貴方はよかったわよね 同じぐらいの人は亡くなったわ もう少し発見が早ければ助かったかも』慌ててアイツに電話したら出なくてまわりに聞くと「死んだよ」って俺が事故に遭った時間ぐらいに亡くなったって 着信はアイツからの 助けに行けば良かったのに 意地はってなんだか俺より彼女の方が大事なんだと思うと素直になれなかった
右足はあいつの恨みだったのかなって 
病院で寝てるときアイツの気配がしたんだ そっと頬に触れ消えた 憎んでるよな」呟くように

「私なら憎まない 良い子になりたい訳じゃないけど貴方が生きてて良かったって 前向いて気にしないで人生楽しめって言いたい 確かに後悔は残るしもしもを考えたらきりがない 人は二度死ぬ 体が死んで次は皆の記憶から消えたら本当の死 忘れないであげましょう想い出ばなしして 恨んでるなら涅槃で聞くから少し待っててもらって 今度会ったら殴られる覚悟はしなきゃですけど」ね って え!泣いてる?

下を向いて静かに泣いてる とりあえず知らない顔して片付け 小さく携帯からながれる歌を口ずさみながら

「何?センどうした?珍しいお前が泣くなんて 涙枯れるまで泣いたのに その心を融かしたのはみゆ?」睨まないでよ 知らない 話聞いただけだし
「違うよ 榊さんは太陽なんだ」
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