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第10章 それぞれの思惑　想い　念い

「ピロシキにパンチェッタ風のサーロでサラダ」
それって此処で出来ない？　急に声が　ハギさん？
私がキョトンとすると
「ダメに決まってるだろう！これ以上はみゆを関わらせないてか人拐い用は済んだよな　帰るぞ」るいが怒ってるよ　
急にフワリと体が浮く　？「るい歩けます！」お姫さま抱っこは恥ずかしすぎる
「ダメ　此のまま居たらみゆロシア料理を作る約束しそうだから　帰るよ」優しく　でも有無を言わせない感じ　諦めてるいに掴まり顔を伏せる　良い子って軽く頭にキス
微かな薬品の匂い　急いできてくれたんだ　心配してくれる事が嬉しいなんて　でも安心する温かさ
こんな側に他人を感じるなんて不思議でこそばゆい
「また無理して電池切れになるよ　寝てて良いから　明日は午前中みゆは休み！ゆうくんはくまとはるかが面倒見ろよ　宮坂さんこれで問題は一段落だよな　厄介事にみゆを巻き込みたくない　みゆの荷物ゆきちゃん宜しく　帰るぞ」遠くで声が聞こえるみたいな感じ意識が少しずつ眠りの中に　

「みゆちゃん疲れたんだね　あれだけの料理ほぼ一人で　僕には出来ないな　いきなり材料渡されて宜しくって言われても普通なら泣き出したくなるよ」はるかさん？もう言葉もうまく紡げない

***l would do anything to make you smile.

みゆが拐われた？くまからのライン宮坂って人が強引に　なんだってんだよ！早く帰れるって浮かんだ気持ちが急降下
慌てて着替えて走り出す「るい？どうした？」はるかが心配そうに側に
「みゆが拐われた　奪い返してやる」冷静でなんていられない　大事な宝物指一本でも触れてみろ切り刻んでやる！
「一緒に行く　止める人間が必要だろ？るいを犯罪者にしたらみゆちゃんに泣かれちゃうからね」顔が恐いよって優しく笑うはるかに冷静になる心
「ありがとう」どういたしまして　行こう大事なお姫さまと宝物とくまを奪還だよ
「了解」車に走る　場所が謎解きみたいになってる
くまの携帯からおくられてきた写真　移動中は車の窓は目隠しされてるみたい　二人で建物の特徴を探しながら

そこにラインが「みゆちゃんは？皆は？」シュウから　もしかしたら「シュウこの建物わかるか？」何？って事情を話すと一緒に行くって
「ダメだよ　シュウは芸能人　アルバムもライブも映画も沢山の人が関わってる　必ず帰るから待ってて」