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第10章 それぞれの思惑　想い　念い

コイツらなんだ？頭の色が名前なのか？さっきが銀　今度は青い頭で葵　で赤い髪の毛の炎耶でくまと同じぐらいデカイのは忍　どうみても隠れそうにないけど威圧感半端ないボディーガードらしいで嬉しそうに鏡を見てるナルシストが楼　サーカスみたいなカオス感　団長は紛れもなくあのいけすかない奴だ
「さぁ始めよう　皆さんには簡単な接客をしてもらうよ」楼って奴が芝居みたいなアクションで　シュウのが断然上だな

扉を開けると沢山の人が　立食形式　料理は和洋中何でもありであれは？後でみゆに頼もう

話し掛けられたり　誘われたりだけど心は動かない　みゆしか見えないあのはにかんだ笑顔が僕を捕らえたから

「お集まりの皆様楽しんで頂けてますか？突然の会にこんなに集まって頂きましてありがとうございます　有名なシェフにも参加して頂きありがとうございます　お料理は如何ですか？」突然の声　スボットライトはさっき見せられた写真の男　そう言えばレストランで偉そうな姿みたな　みゆのトラウマになったアイツだ　思わず睨み付ける
「素晴らしいよ　味も見た目もパーフェクト　パーティー料理にきんぴらは驚いたが日本酒だと旨いと正直驚いたよ」偉そうだなぁプライドオバケ

「それは良かった　この料理はご記憶にあるかと思いますがかつて先生が修行なさっていたお店のシェフの娘さんの榊　美優さんが作りました
彼女は料理の道には進みませんでしたか　これ程の料理を作り上げ私は彼女の料理の大ファンなんです
友人の一人ですが大事な戦友なんです　今度レストランを開店するのでアドバイスを貰って進めてます
彼女を傷つけることは私を傷つける事　皆さんお店が完成したらどうぞ宜しくお願いします」
睨み付ける瞳の先　みゆのトラウマのアイツが小さく舌打ち　宮坂って言えば大物政治家だ　しかも次男には甘いらしいこれはシュウの見解　迂闊に手出しなんかしたら潰されるだろうな

「楽しんでください」頭を下げ部屋を出ていく
後ろにはピッタリあれ？あのデカイのは

人混みの中游ぐ様にゆきちゃん元気だな　意外に疲れる　みゆ大丈夫かな　
「帰ろう！もう限界だ」くまが怒りだした　そうだなもう良いだろう