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好きと愛してるの間
第10章 それぞれの思惑 想い 念い

だけど帰り辛くなってしまって」小さくため息
その時の事を思い出してるのか暫く黙ったまま
「ほんで?」問いかけに「女将さんに事情を話すと 一緒に来てくれたの『大丈夫!待ってるわよ』って家が近づくと泣きっぱなしの私を支えてくれて そしたら家から海路が飛び出して来てぎゅって 父さんもただ『お帰り』って女将さんが『又来て下さいね 今度は皆で』って笑うの 父さんと二人でお礼をして だから毎年の旅行はあの旅館なの」
毎年唯一皆で行く旅行 そんな事情があったんかぁ
「その後は辛くなかったん?」辛かったけど
「父さんが家事を手伝ってくれるようになって 海路がおとなしくなって 駿が弦と競争する位になって 駿は駆け引きが上手だから最後はいつも負かしてしまうから弦は必死で回りなんて気にしなくなったわ
理巧とあなたは其々我関せずで特に理巧は小さな頃からプラモデルや模型が得意で 建築の仕事を選んだのには父さんと納得したわ」シュンにいは三男でサナの父親 頭が良くて今は確か証券会社の出世株筆頭 リクにいは四男 建築士
「あなた達が大きくなってやっと気が付いたの 大変だったけどあの瞬間はあの時間でしか味わえない大切な時間だったんだって もう少し抱きしめてあげたかったとか話を聞いてあげればよかったとか後悔するの だけど必死だったから」小さく見える
「ありがとうおかん」ぼそりと言った言葉に「改めて言われると恥ずかしいわ」笑う姿 少し誇らしげ
今幸せだけど少しさびしいわ 贅沢な悩みねって笑う この頃は会長に退いた父親と旅行に出掛けたり友達とカラオケに行ったりしてる
「私もみゆちゃんに習ってキャラ弁作りしたり縫いぐるみ作ろうかしら」笑ういつもの明るい母の顔
そうやな二人で ごちそうさんしてお風呂に
部屋に 離れに戻ると倒れる様にベッドに疲れたぁ
朝方庭を誰かが歩く音で目が覚める ?誰や
慌てて外を覗くと「おかん?」ゴメンね起こした?って
「どうしたんや?」部屋にゆうを抱っこして中に コーヒーを淹れて渡す
座るとゆうが泣き出す「なんや?」慌てて歩き出す母親
「夜泣きよ たぶんこの時間にみゆちゃん起きてるのよ 貴方もたまにこんなことがあったけど毎日だと大変なんだから」歩き出すと泣き止むてか何か探してる?縫いぐるみをぎゅってして
「なんだろね」困惑顔 しかしすごいなまだ五時前外は真っ暗
その時の事を思い出してるのか暫く黙ったまま
「ほんで?」問いかけに「女将さんに事情を話すと 一緒に来てくれたの『大丈夫!待ってるわよ』って家が近づくと泣きっぱなしの私を支えてくれて そしたら家から海路が飛び出して来てぎゅって 父さんもただ『お帰り』って女将さんが『又来て下さいね 今度は皆で』って笑うの 父さんと二人でお礼をして だから毎年の旅行はあの旅館なの」
毎年唯一皆で行く旅行 そんな事情があったんかぁ
「その後は辛くなかったん?」辛かったけど
「父さんが家事を手伝ってくれるようになって 海路がおとなしくなって 駿が弦と競争する位になって 駿は駆け引きが上手だから最後はいつも負かしてしまうから弦は必死で回りなんて気にしなくなったわ
理巧とあなたは其々我関せずで特に理巧は小さな頃からプラモデルや模型が得意で 建築の仕事を選んだのには父さんと納得したわ」シュンにいは三男でサナの父親 頭が良くて今は確か証券会社の出世株筆頭 リクにいは四男 建築士
「あなた達が大きくなってやっと気が付いたの 大変だったけどあの瞬間はあの時間でしか味わえない大切な時間だったんだって もう少し抱きしめてあげたかったとか話を聞いてあげればよかったとか後悔するの だけど必死だったから」小さく見える
「ありがとうおかん」ぼそりと言った言葉に「改めて言われると恥ずかしいわ」笑う姿 少し誇らしげ
今幸せだけど少しさびしいわ 贅沢な悩みねって笑う この頃は会長に退いた父親と旅行に出掛けたり友達とカラオケに行ったりしてる
「私もみゆちゃんに習ってキャラ弁作りしたり縫いぐるみ作ろうかしら」笑ういつもの明るい母の顔
そうやな二人で ごちそうさんしてお風呂に
部屋に 離れに戻ると倒れる様にベッドに疲れたぁ
朝方庭を誰かが歩く音で目が覚める ?誰や
慌てて外を覗くと「おかん?」ゴメンね起こした?って
「どうしたんや?」部屋にゆうを抱っこして中に コーヒーを淹れて渡す
座るとゆうが泣き出す「なんや?」慌てて歩き出す母親
「夜泣きよ たぶんこの時間にみゆちゃん起きてるのよ 貴方もたまにこんなことがあったけど毎日だと大変なんだから」歩き出すと泣き止むてか何か探してる?縫いぐるみをぎゅってして
「なんだろね」困惑顔 しかしすごいなまだ五時前外は真っ暗

