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第10章 それぞれの思惑　想い　念い

くまがゆっくり開けてくれる
「帰ったで　みゆちゃんは？」るいが奥から出て来た
おかんがゆうくん抱っこして　すいませんついてきてしまいましたって
「みゆまだ奥にいるよ　お昼ご飯作り中」ゆうがモゾモゾ動く　


ゆっくり寝たから身体が軽い感じ　チャイムの音　帰って来た
厨房でお昼ご飯作り　チキンのクリーム煮　軽く薫製したサーモンと野菜のチコリサラダ　トマトのスープ　オレンジのアフォガード

「良い匂い　みゆちゃんただいま」はるかさんがカウンターに　良かったちょうど出来上がった
「お帰りなさい」私が言うと小さな手がゆきとさんのおかあさんがすいませんついてきて来ちゃいましたってゆうくんを抱っこして
「大丈夫ですよ」ゆうくんが暴れだす　くまさんが慌ててこちらに　カフェ風にクリーム煮とバターライスをワンプレートにゆうくんのは柔らかい鳥の肉団子のクリーム煮　
「運ぶね」はるかさんが「デザート　アフォガードなんです　食べ終わったら声かけてください」って言うと了解って
くまさんとゆうくんは席に　

「いただきます」両手にフォークとスプーン勢いよく食べ出すゆうくん

「鶏肉柔らかい　クリーム煮に少しチーズが入ってるのかな味が濃厚　バターライスと合うね　サラダがさっぱりしてるしコンソメスープベースにトマト　玉ねぎの角切りクルトン　香味野菜がトロトロにとけてる」
評論家みたいなはるかさん　
ゆうくんはスープがお気に入り　くまさんが口元を拭いてあげてる
皆で食事　くまさんのお皿とゆきとさんのお皿があっという間に無くなってく　デザート用意急がなきゃ

「みゆアフォガード食べたい」珍しいるいが側に　私が仕上げをしてるのを見てる
はるかさんも此方に　グラスに　オレンジのムースの上にバニラアイスををディッシャーで丸く　エスプレッソコーヒーとリキュールをまぜてアイスに溢す　ホイップ　オレンジピール　ブラックチョコ　輪切りのオレンジ
「どうぞ召し上がれ」私が二人に　向こうで手をあげてるゆきとさんとゆうくんも可愛い
「食べ終わったお皿と交換ですよ　ゆうくんもね」
ゆうくんはお皿とスプーンを持ってくまさんに抱っこされて「お願いします」ペコリと下げる頭
ゆうくんはオレンジのムースとアイス　テーブルに座ると器用にスプーンで食べてる