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第10章 それぞれの思惑　想い　念い

帰らなきゃ！
「るい？ごめんなさい帰ります「どうする？送ってくけど」携帯を取り上げ話し出す宮坂さん
返して　って言っても逃げ回るから無理　もう！

「みゆご機嫌斜めが迎えに来るって　此方に疲れたろありがとう　黒まだ夢中だから」フロアに
奥に通される　
「しかしエロいな　キラの服は案外難しいんだ　スタイル　色彩　普通は負けてしまうから　小さな顔にハッキリした目鼻立ち　細い身体なのにこの胸のライン
悠って奴あまりにもみゆが可愛くて呑みすぎたんだろうな　素面じゃいられない」笑ってるよ　わかんないよ　るいが初めてだし　大学の間は案外忙しかったから友達も皆サバサバした感じだったし　サークルなんか参加してなかったから

ジリジリ近づいて来る宮坂さん　何？
「はいストップ　みゆちゃん狼に食べられちゃうよ」千夜さんが笑って　王子様がもうすぐ来るんじゃないかなって
「センだってヤバイだろ　人形みたいなのにこのスタイル　ゾクゾクする　美味そう」食べれません
千夜さんは苦笑い　確かにって　何なの？

「来たよ」銀さんの後ろ「るい！」みゆ迎えに来たよって　あ！ダメ汗かいたし　躊躇う私に
？汗かいたしって言うと　笑って小さな声で
今さら　全部知ってるよってゆっくり抱きしめ
「帰るよ」宮坂さんがニヤリと笑って　またねだって

「銀さんありがとうございました」私が言うと　バイバイって手を降る　
「草壁さん」宮坂さんがるいを呼ぶ　ちょっと待ってて　手をぎゅってして離れる　なんだろう？

「すいません　こんな真夜中に「話は？」イラつくなこの感じ　ゆっくり焦らすような話し方
「銀が榊さんには触れられるんです」？で「酷い暴力と性的な虐待トラウマなんてもんじゃない彼の腕にはリストカットの後が生々しい　整形を施し少しはましになりましたが心の傷はどうにもならなかった　人が触れたり触ると錯乱状態になるぐらい　だけど榊さんは平気なんです　銀の中では彼女は絶対的なご主人様なんです　彼女の為なら人をも殺しかねない諸刃の刄今回見付けたのも銀の嗅覚がそうさせたんだと　私達は銀をセーブします　貴方はどうか彼女の笑顔を守って下さい」頭を深々と下げる
「全力で守ります　当たり前じゃないですか」ニヤニヤ笑う顔　やっぱり嫌いだ
「行こうみゆ」少し眠そうだな　動きが鈍い
ゆっくり抱き上げる　軽いなぁまた痩せたのか？