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第10章 それぞれの思惑　想い　念い

睨まれてるよ　おーいって誰か呼んでるし空気読めない感じがイラッとする
「室長なんですか？」背が高い　コーヒー３つ持って会議室に　了解って　ラフだな

「はいコーヒー　室長なんですか？」この前のさぁ案件プレゼンこれでいけそうじゃないか？待って　誰　私必要？　❓顔の私に
「あぁこいつ部下の森　彩雅」私をじっと見て　急に手をぎゅって　美人だな　宜しくお願いします　榊さんって　それより
「さっきの書類は良いんですか？」なんか面倒そうに　良いんだよに森さんが笑ってる
「榊さん睨まれなかった？田畑　リリカってんだ室長の事狙っててマジでウザいぐらい彼女づらしてるんだ　この人上っ面は好い人だけど性格最悪だろ　無理だよなあんな盛ってる女　可愛い角度とか絶対練習してるぜ残念だよな」この人も性格ひねくれてるわ
「男の人が顔で判断するからですよ　努力は必要でしょ」に　仕事してくれなきゃ意味無いよ　冷たい言い方　宇宙人が二人　早く切り上げよう

スクリーンを降ろして
「よし繋げて」会議に参加　中国語を通訳　此方は３人むこうは８人　威圧感半端無い
たまに私にもどう思うって聞くから　真剣に考えながら　質問される具体的な言い方　数字は私の得意分野だから意外に楽しいしデザインは二人に意見を聞いて

「では宜しくお願いします　全面的にお任せします」良かった　成功みたい　画面が白に　疲れた
「やったぁ！やっとプレゼン成功！」森さんがはしゃいで私に握手　大きな仕事らしい　私の役目は終わりかな

「では失礼します」よし逃げろ　二人で喜びながら話してるからそっと会議室を出る
お腹すいたな　仕事早く終わらして帰ろう

「戻りました」席に　榊さん大丈夫？課長が　通訳ですって言うとホッとした顔

自分の書類仕事や手伝ったりしながら　数字の細かいのは苦になら無い　
「榊さん！何で黙って戻るかな」森さんがバタバタ入って来る　いいのに来なくて
「自分の仕事がありますので」やだなぁそんな怖い顔　綺麗すぎて泣かせたくなるって　完全に頭おかしな人　上司があれで部下がこうなる絶対関わりたくない　榊さんのデザインが採用されたよ　得意気に言われても知らないし
あの後問い合わせが来て　私のデザインをどうしても入れたいと議論になったらしい
「有り難いですが」困惑しかない　あぁ来ちゃった宇宙人がにやにやしながら　嫌な予感だよ