パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第10章 それぞれの思惑　想い　念い

「預かってる子供を迎えに行きたいんです」働き者だなぁって　じゃあ打ち上げだけは参加するようにって離れてく良かった帰れる
ギリギリ迎えに行けるかな　７時半までだから

自転車置き場に「貴女榊さんよね」え～と確かデザインの「田畑って言います　伊波さんの彼女なの？」違いますに腕をぐって　痛い
「彼私が好きなのよ　優しくしてくれるし！」で
彼から聞いたわ　今度から手伝いに来るって　こんな愛想も無いちょっと綺麗なだけで彼が相手にするわけ無いわ　どうやって取り入ったのよ！
森さんが言ってた面倒な人　手伝いなんて行きたくないわよ　伊波さんに聞いて下さい　
「何よ　余裕ね」ガシャン！手を力いっぱい押される
手伝いなんて要らないから睨みつけられても
「どうしました？」警備員さんが走ってくる
貴女が悪いのよ　捨て台詞がありきたり呆れてしまう
手をかばったから背中を打ったみたい　足にも擦り傷血が滲む　
「大丈夫です」少し言葉が震える　立ち上がる時肩が痛んだけどこれぐらいなら大丈夫
心配そうな顔にもう一度大丈夫ですと答えて　病院に行くと言うと安心してくれた
どうしよう　お迎えもう間に合わない

私が何したって言うのよ　携帯を握りしめる
わかってる忙しいのはだけど今は甘やかされたい
「みゆ？」甘い大好きな声　ゴメンなさいお仕事頑張って　ダメきらないで　今どこ会社？
何も答えない私に
「大丈夫だよ　今日は帰れそうなんだ　ありがとう頼ってくれて一番大事なのはみゆだよ」泣き出した私に　会社だねすぐ行くよ　待ってて　繋げたままで　

「みゆの王子様が迎えに来たよ」おどけながら何処かなって　駐輪場ですに了解って
走ってくる足音　みゆ！抱きしめられて抱き上げられる　少し痛い　身を捩ると　後で全部話して　真剣な瞳　心配してくれる暖かさ
「帰ろう皆が待ってるから」頷くと　良い子って髪にキス　

車の中　触れてくれる指先に癒される
「着替えておいで　厨房は閉めておくから　晩御飯の用意が済んだら片付けは僕がやるからゆっくりお風呂に　話を聞くよ」わかった？　頷くとまた良い子って

着替えて厨房に「みゆちゃんは？」の声に今日は中でってくまさんが
「みゆちゃんご飯ありがとう　ゆうくんは食べたよ」カウンターを少し開けて　
「今作りますね　今日はゲミスタにクレフティコ　パンと一緒に　食後に「ギリシャヨーグルト？」