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花咲く夜に
第4章 衝撃
朝、
夜が明け切らないうちに起床して牛の状態をチェックする。

異常が無ければ牛舎の掃除とエサやり。

少し休んで、
今度は水仙跡の田を耕す。ブロッコリーの苗を貴斗に連れられて出荷場まで取りにいく。


水仙跡は1週間ほど放置しておいて(太陽で土を乾かしてほぐす)……
手作業で筋を作り、
ブロッコリーの苗を植える予定。


めぐるは新鮮でもあり、
(今まで何も考えずにスーパーで購入してた野菜も、こうして作られてるのね)と感心した。


そして…………
そういった日々を送るうちに、
〔しばらく居てから、
出ていこう〕
と思っていた考えに変化が表れた。。


汗を流して土にまみれて、夜は背中や腰も痛む。
短大を出てからしてきた事務職とは全く畑違いの肉体労働。

だが、
そのぶん【遣り甲斐】があって毎日が快活に感じる。

<心の傷>を忘れてしまうくらい、
毎日が大変で充実していた。
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