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人妻温泉
第2章 その2
るりかは再度目をぱちくりさせ、
『………ホント、ハルくんって優しいね………。
大丈夫だよ。』

『あー良かった………』俺は安堵した。

『てか、話全部ウソってこともあり得るんだよ??
ハルくん詐欺引っ掛からない?ダメだよ、
鵜呑みばっかしちゃ〜』


るりかは照れたのか急にお姉さん口調になった。

『騙されちゃダメだよ?!』と念を押す。

俺は彼女が可愛く思えた。偽りでも真実でもどっちでもいい。

年の離れた妹が居たらこんな感じか?と微笑ましく思った……


――――夜は更け、
俺とるりりんは外の風呂に浸かった。

プール風だが湯は温泉から引いているのだろう、
芯から温まる。


るりりんは全裸でスイスイ泳いでいる。
俺は面白くなってしまって一緒に泳いだ。

『ハルくん泳ぎ上手いー』
『メタボ腹で浮力あるからなぁ』

泳いできて、
るりかは俺にしがみついた。
ギュ〜〜〜っと抱き付く。
深夜1時くらいである。
若干眠いが、
るりかとは意外にも落ち着いて居られる。
打ち明け話を聞いたからかもしれんが。


露天ではあるが、
もちろん高い階にあるためマンションのベランダのような場所である。

2月の時も、
岩に囲まれた風呂の展望先には塀があった。
街の灯りが見れるよう、
硝子張りだ。


山奥の森に位置しているから、
誰にも見えやしないだろう。

るりかは唇を重ねてきた。
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