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君が泣かないためならば
第6章 て
今日私が重田さんに会うと啓が知ったら
私と重田さんが接点を持つぐらいなら
自分からこのキャリアを降りると言い出すにきまってる。
私のせいでそんなことはさせない。
チームのメンバーと忙しいながらに、やりがいのある顔をして仕事をしている啓をそっと見つめて
決心を固くする。
紗江子ちゃんは一緒に行くって言ったけど。
それはダメ。
万が一、啓にばれたときに
紗江子ちゃんまで巻き添えにしてしまう。
もし、今日私が重田さんと二人で会うと知ったら
穏やかな啓は烈火のごとく怒るだろう。
あぁ、啓が怒るなんて私愛されてるんだな。
怒るって確信できるなんて
啓に愛されている自信があるんだな。
ありがとう。
私に「愛されている」と自信を持たせてくれて。
だからこそ、私は重田さんと私自身が決着をつけなきゃいけない。
例え、それが啓にばれて
私たちが上手く行かなくなったとしても。
私と重田さんが接点を持つぐらいなら
自分からこのキャリアを降りると言い出すにきまってる。
私のせいでそんなことはさせない。
チームのメンバーと忙しいながらに、やりがいのある顔をして仕事をしている啓をそっと見つめて
決心を固くする。
紗江子ちゃんは一緒に行くって言ったけど。
それはダメ。
万が一、啓にばれたときに
紗江子ちゃんまで巻き添えにしてしまう。
もし、今日私が重田さんと二人で会うと知ったら
穏やかな啓は烈火のごとく怒るだろう。
あぁ、啓が怒るなんて私愛されてるんだな。
怒るって確信できるなんて
啓に愛されている自信があるんだな。
ありがとう。
私に「愛されている」と自信を持たせてくれて。
だからこそ、私は重田さんと私自身が決着をつけなきゃいけない。
例え、それが啓にばれて
私たちが上手く行かなくなったとしても。