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恋するアイドル❤︎〜内緒の発情期〜
第6章 禁断の恋
今日はドルチェでちょっとした撮影があった。
カメラレンズが亀の首みたいに伸びたり忍んだりして私が綺麗に映るように調整してくれる。
「じゃあ、撮るからね……5、4……」
3、2、1と、順番に手ぶりで知らせてくれたカメラマンさん。
私は前もって用意していた挨拶から始め、暗記していた台詞をここぞと口にした。
「こんにちは!風間みゆりです!〔流川るかです!〕遠くてdolceに来られない方の為にこうしてカメラの前に立ってみました!〔みました!〕そこで、ご存じのお客様もそうでもないお客様も、数日前はご迷惑をおかけして本当に申し訳ありませんでした。心配してくれてありがとう!〔ありがとー!〕私はとっても元気です!昨日はたくさんのお客様にパンケーキカレーをご注文頂きました!〔一生懸命運んだよ!〕そんな私達dolceメンバーのお給仕の様子はワラワラプレミアムからも生放送で伺うことが出来ます!是非登録して下さいね!〔みゆりのおっぱいの揺れも生放送だよー!〕私も当然、倒れないように頑張ってますよ!アクセス方法はこの辺に出てます!それではまたねー!」
ふぅ、なんとか噛まずに言えた……。
安堵して一息つくなり、様子を見守っていた八反田さんがるかちゃんを睨んだ。
「流川……邪魔するなら今日はもう退勤させるぞ……」
「え!?お代官様!!そんな御無体な!!」
「誰が悪代官だ!!誰が!!」
カメラに映らないところから私の合いの手を上手に入れていたるかちゃんの首根っこを捕まえて、八反田さんは彼女のこめかみを梅干しぐりぐりあたっくした。
「別に悪とは言ってないじゃん被害モーソー乙!!あ、いたーい!いたいたいいたい!……あ、まじで痛い痛いよ!やめろってのブサイク!!エロガッパ!!」
「……あなたがくだらないことばかりするからです」
るかちゃんと八反田さんのやりとりに場が和む。
カメラさんと来ていたリポーターの方も腹を抱えていた。
るかちゃんの凄いところはたくさんあるけれど、誰とでもこんな風にすぐに仲良く馴染めるところにも彼女のアイドルとしての才能を感じずにはいられない。
カメラレンズが亀の首みたいに伸びたり忍んだりして私が綺麗に映るように調整してくれる。
「じゃあ、撮るからね……5、4……」
3、2、1と、順番に手ぶりで知らせてくれたカメラマンさん。
私は前もって用意していた挨拶から始め、暗記していた台詞をここぞと口にした。
「こんにちは!風間みゆりです!〔流川るかです!〕遠くてdolceに来られない方の為にこうしてカメラの前に立ってみました!〔みました!〕そこで、ご存じのお客様もそうでもないお客様も、数日前はご迷惑をおかけして本当に申し訳ありませんでした。心配してくれてありがとう!〔ありがとー!〕私はとっても元気です!昨日はたくさんのお客様にパンケーキカレーをご注文頂きました!〔一生懸命運んだよ!〕そんな私達dolceメンバーのお給仕の様子はワラワラプレミアムからも生放送で伺うことが出来ます!是非登録して下さいね!〔みゆりのおっぱいの揺れも生放送だよー!〕私も当然、倒れないように頑張ってますよ!アクセス方法はこの辺に出てます!それではまたねー!」
ふぅ、なんとか噛まずに言えた……。
安堵して一息つくなり、様子を見守っていた八反田さんがるかちゃんを睨んだ。
「流川……邪魔するなら今日はもう退勤させるぞ……」
「え!?お代官様!!そんな御無体な!!」
「誰が悪代官だ!!誰が!!」
カメラに映らないところから私の合いの手を上手に入れていたるかちゃんの首根っこを捕まえて、八反田さんは彼女のこめかみを梅干しぐりぐりあたっくした。
「別に悪とは言ってないじゃん被害モーソー乙!!あ、いたーい!いたいたいいたい!……あ、まじで痛い痛いよ!やめろってのブサイク!!エロガッパ!!」
「……あなたがくだらないことばかりするからです」
るかちゃんと八反田さんのやりとりに場が和む。
カメラさんと来ていたリポーターの方も腹を抱えていた。
るかちゃんの凄いところはたくさんあるけれど、誰とでもこんな風にすぐに仲良く馴染めるところにも彼女のアイドルとしての才能を感じずにはいられない。