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恋するアイドル❤︎〜内緒の発情期〜
第7章 おなにぃ中毒

私はと言えば焦っていたのと驚きで足元からバランスを崩してしまっていた。
だから許して欲しいです。
背後に倒れる瞬間、反射的に八反田さんの腕を引っ張ってしまったこと。
あなたを巻き込むつもりはなかったんです。
クローゼットが狭かったこともあって、私は今朝、嶋君にされたみたいに壁と八反田さんに挟まれる形で隠れることとなった。
八反田さんがどこかをぶつけた音がしたけど、声にならない痛みに耐えながら、クローゼットの扉を後ろ手に引いたことだけは目に映っていた。
狼狽えてしまったけど、でも声は出さなかったことだけは褒めてほしい。
「失礼しまーす。あれれー?店長いなーい」
「えー?ほんとだぁ……。シフトの相談しようと思ったのにぃ……」
声だけでは、誰だか判らなかった。
けど、私の心の中は、そんなこと気にも止めてなかった。
だって八反田さんのぬくもりを感じる。
たくさんの甘酸っぱい匂いがする。
ダメって分かってるけど、我慢出来なくなる。
「ちょっと待ってたら戻ってくるかなぁ?」
「ねえー?」
二人は早くどこかへ行けばいいのに、事務室にとどまってしまった。
私は、ラッキーって、素直に思った。
でも、八反田さんは……。
「……うそだろ……」
極小さな声でそう呟いた。
聞こえてくる心臓の音が速い。
ドキドキしてるのは、エッチな気分だからじゃないのは目に見えてる……。
ごめんなさい八反田さん……。
私は嶋君を責められない。
だってやっぱり、好きな人にくっついたら……。
どうしても、あそこ、うずうずしちゃう。
「八反田さん……」
「しっ……」
「あの、私……」
「喋るな……」
そう言われたから、無言でこの人の胸元に、顔を埋めた。
背中と腕に、手を這わせた。
だから許して欲しいです。
背後に倒れる瞬間、反射的に八反田さんの腕を引っ張ってしまったこと。
あなたを巻き込むつもりはなかったんです。
クローゼットが狭かったこともあって、私は今朝、嶋君にされたみたいに壁と八反田さんに挟まれる形で隠れることとなった。
八反田さんがどこかをぶつけた音がしたけど、声にならない痛みに耐えながら、クローゼットの扉を後ろ手に引いたことだけは目に映っていた。
狼狽えてしまったけど、でも声は出さなかったことだけは褒めてほしい。
「失礼しまーす。あれれー?店長いなーい」
「えー?ほんとだぁ……。シフトの相談しようと思ったのにぃ……」
声だけでは、誰だか判らなかった。
けど、私の心の中は、そんなこと気にも止めてなかった。
だって八反田さんのぬくもりを感じる。
たくさんの甘酸っぱい匂いがする。
ダメって分かってるけど、我慢出来なくなる。
「ちょっと待ってたら戻ってくるかなぁ?」
「ねえー?」
二人は早くどこかへ行けばいいのに、事務室にとどまってしまった。
私は、ラッキーって、素直に思った。
でも、八反田さんは……。
「……うそだろ……」
極小さな声でそう呟いた。
聞こえてくる心臓の音が速い。
ドキドキしてるのは、エッチな気分だからじゃないのは目に見えてる……。
ごめんなさい八反田さん……。
私は嶋君を責められない。
だってやっぱり、好きな人にくっついたら……。
どうしても、あそこ、うずうずしちゃう。
「八反田さん……」
「しっ……」
「あの、私……」
「喋るな……」
そう言われたから、無言でこの人の胸元に、顔を埋めた。
背中と腕に、手を這わせた。

