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恋するアイドル❤︎〜内緒の発情期〜
第3章 秘密の特訓❤︎
そんな中、唯一手を止めて拾ってくれるのは、

「みゆり、またやったのか!懲りないなぁ」

「え、えへへ……ど、どうしても置くときにトレンチ傾いちゃって……」

大の仲良しのるかちゃんと、それから……。

「……どうぞ」

偶然足元に転がってきたボールだけは拾ってくれる、八反田さんのみだった。
な、なんでそっち転がっていくかなぁ……。
必ず、何故か八反田さんのほうに1つは転がるボール。
酷いと全部八反田さんにぶち当たったりする。
でもそれはまだいい方。
1番酷かったのは、滑って転んで、業務連絡の電話をしていた八反田さんに向かって、勢いよくトレンチごと吹っ飛ばしてしまったとき。
シルバーのトレンチが八反田さんの頭にぶつかって、ぐわわんと音を立ててフロアに踊った。
八反田さんは当然ビショビショになり、バウンドして頭に降りかかるスーパーボールの餌食になってしまった。
それでも八反田さんは電話先の相手と変わらず無表情で話していたのだ。

「いえ、今の音はお気になさらず。……はい……はい……期日はそのようにお願い致します。それと、メニュー表の件なのですが……はい、もう少し明るい色使いでお願いしていたはずですが。はい、ファンの購買意欲を誘うような……はい、サンプルが幾つかあれば、こちらとしても選択の幅が……」

うんぬんかんぬん。
そんな中、私は八反田さんに小さな声で平謝り。
そして、お客様へ粗相をしてしまったら、の項目を必死に思い出し、乾いたタオルで八反田さんのお洋服を拭いた。
今日に限ってスーツ姿の八反田さんは、折角髪型も決めていたのに、私のせいで台無し。
分けていたはずの前髪から雫が滴って、太腿を濡らしていた。
そ、その辺りも拭いた方がいいのかな……。
で、でも……。
そこって、アレがアレで……ねぇ……?
思っていた時、八反田さんは電話を切った。
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